『ソーシャル・ネットワーク』続編なるか、デヴィッド・フィンチャー監督が示唆 ─ Facebookとザッカーバーグの「その後」

Facebookの創業者兼CEO、マーク・ザッカーバーグの半生を描いた伝記映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)。批評家・観客から高い評価を受け、数々の映画賞にも輝いたこの作品に、13年越しの続編がありうるかもしれない? 英The Guardianにて、監督のデヴィッド・フィンチャーが示唆した。
最新作『ザ・キラー』が完成したフィンチャーは、今後の活動として『ソーシャル・ネットワーク』の続編がありうるかどうかを尋ねられるや、「アーロン(・ソーキン、脚本家)とは、そのことについて話し合いましたよ。だけど、うん……ややこしいですね」と意味深に応答。水面下でなんらかの話し合いが持たれたことを認めた。
『ソーシャル・ネットワーク』の製作後、Facebookにもマーク・ザッカーバーグにもさまざまな変化があった。報道などで取り上げられたのも、決して明るい話ばかりではなかったのだ。2020年10月、脚本のソーキンも「続編の話をしてもらえるようになったのは、Facebookの闇があらわになったからでしょう」と語ったほど。当時、ソーキンは続編に前向きで、「デヴィッドが監督するのであれば脚本を書く」と宣言していたのである。
それからはや三年、フィンチャーとソーキンの間でどんな話し合いが持たれたのか。実現するとして、いったいどんな映画になるのか?
ちなみに、フィンチャーは次回作について明瞭なコメントをしておらず、「人が求めるものを予測するのは諦めました。自分の行き先はさっぱりわからないし、僕は道に迷うのが好きなんです」とだけ語っている。
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Source: The Guardian