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『ソーシャル・ネットワーク2』主演に『ANORA アノーラ』マイキー・マディソン&「一流シェフのファミリーレストラン」ジェレミー・アレン・ホワイトか

マイキー・マディソン ジェレミー・アレン・ホワイト
KRYSTEE CLARK https://www.flickr.com/photos/krysteeclark/10432430214/ | Frank Sun https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mikey_Madison_and_Yura_Borisov_at_the_2024_Toronto_International_Film_Festival_3.jpg | Remixed by THE RIVER

Facebook創業の裏側を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)の続編『The Social Network Part II(仮題)』の主演俳優として、『ANORA アノーラ』(2024)のマイキー・マディソン、「一流シェフのファミリーレストラン」(2022-)のジェレミー・アレン・ホワイトが有力候補に挙がっていることがわかった。米The Hollywood ReporterDeadlineなどが報じている。

『ソーシャル・ネットワーク』は、世界最大のSNSとなったFacebookの誕生と、創業者マーク・ザッカーバーグが直面した訴訟や人間関係の軋轢を描いた伝記ドラマ。アカデミー賞では8部門にノミネートされ、脚色賞など3部門を受賞。ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグ、共同創業者エドゥアルド・サベリン役のアンドリュー・ガーフィールドのキャリアを飛躍させたことでも知られる。

本作は直接的な“続編”ではなく、2021年10月に米ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されたジェフ・ホーウィッツ記者の記事「The Facebook Files」に基づき、Facebookが若年層に与える影響、フェイクの蔓延と暴力の助長といったテーマに焦点が当てられるという。

監督・脚本は、前作の脚本家であるアーロン・ソーキン。現時点でマディソン&ホワイトへの正式なオファーは出されていないものの、すでにソーキンは両者との面会を済ませていると報じられている。

出演契約が結ばれた場合、マディソンはFacebookの内部告発者であるフランシス・ホーゲン役を演じる。2019年にデータエンジニアとしてFacebookに入社したホーゲンは、社の方針に反発して2021年に退社、のちに証券取引委員会とウォール・ストリート・ジャーナルに数万件の内部文書を開示した人物。また、ホワイトは原作者の元ウォール・ストリート・ジャーナル記者ジェフ・ホーウィッツ役を演じる見込みだ。

米ソニー・ピクチャーズは本作を最優先しており、企画は急ピッチで進められているとのこと。プロデューサーを兼任するソーキンは、キャスティングや予算をまとめる作業に入っており、このあとはスタジオの最終承認を得る段階となる。

前作の主人公であるマーク・ザッカーバーグが本作にも登場するのか、ジェシー・アイゼンバーグが続投するのかは現時点でわかっていない。

なお今回の報道によると、本作はマイケル・マン監督がタバコ業界の不正告発を描いた『インサイダー』(1999)や、新聞記者たちがカトリック聖職者による性的虐待を追う『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)を彷彿とさせる映画になるとのこと。前作とは大きくタッチの異なる一本となりそうだ。

Source: The Hollywood Reporter, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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