『ソーシャル・ネットワーク』続編『ソーシャル・レコニング』2026年10月US公開決定 ─ ザッカーバーグ役は交代、Facebookの影響とフェイクに向き合う

マーク・ザッカーバーグによるFacebook創業の裏側を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)の続編が、原題『ソーシャル・レコニング(The Social Reckoning)』として2026年10月9日に米公開となることがわかった。米ソニー・ピクチャーズ配給。米Deadlineが伝えた。
『ソーシャル・ネットワーク』は、世界最大のSNSとなったFacebookの誕生と、創業者マーク・ザッカーバーグが直面した訴訟や人間関係の軋轢を描いた伝記ドラマ。アカデミー賞では8部門にノミネートされ、脚色賞など3部門を受賞した。
本作は直接的な“続編”ではなく、2021年10月に米ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されたジェフ・ホーウィッツ記者の記事「The Facebook Files」に基づき、Facebookが若年層に与える影響、フェイクの蔓延と暴力の助長といったテーマに焦点が当てられるという。
前作でザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグは続投せず、新たに『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(2024)ロイ・コーン役ジェレミー・ストロングが担当する。
Facebookの内部告発者であるフランシス・ホーゲン役には『ANORA アノーラ』(2024)のマイキー・マディソンが決定。Wall Street Journalで暴露記事を手がけた記者ジェフ・ホロウィッツ役を「一流シェフのファミリーレストラン」(2022-)のジェレミー・アレン・ホワイトが演じる。監督・脚本は、前作の脚本家であるアーロン・ソーキン。
既報によればこの新作は、マイケル・マン監督がタバコ業界の不正告発を描いた『インサイダー』(1999)や、新聞記者たちがカトリック聖職者による性的虐待を追う『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)を彷彿とさせる映画になるという。
現代に用いられた“レコニング(Reckoning )”は、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』や『ファイナル・レコニング』でも馴染みがある単語となっただろう。“精算”や“決算”などの意味があり、「ツケを払う」「逃れられない裁き」といった響きを持つ。
『ソーシャル・レコニング(原題:The Social Reckoning)』は2026年10月9日、米公開予定。
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Source:Deadline