ジム・キャリー引退撤回の『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』、「全力を尽くしてくれた」と監督 ─ 今度は一人二役、キャラデザにも参加

2022年に俳優業引退を宣言したジム・キャリーが、『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ第3作『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』で再び映画に出演する。しかも前2作のドクター・ロボトニック役だけでなく、シャドウを生んだドクターの祖父ジェラルド・ロボトニック役も演じる一人二役で。
英SFX Magazineにて、監督のジェフ・フォウラーは、「彼(キャリー)は戻ってくるだけでなく、2倍の仕事をしてくれました」と語る。「全力を尽くしてくれたんです」と。
キャリーは2010年代から俳優業のペースを落としており、2016年に『マッドタウン』と『ダーク・クライム』に出演したのち、主演・製作総指揮を務めたテレビドラマ「Kidding(原題)」(2018-2020)の終了後は、『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ以外の俳優業をおこなっていない。引退宣言時にには「僕はもう充分です」と言い、「天使が現れ、金のインクで書かれた脚本を持って、これは重要な作品ですと囁かれたら続けるかも」と話していた。
当時のコメントを踏まえて、フォウラーは「(脚本を)純金のインクで印刷し、自宅の玄関まで届けたんですよ」とジョークを口にしている。しかし、たとえ金のインクでなかったとしても、『ソニック・ザ・ムービー』シリーズがキャリーにとって大切なものであることは確かだ。ジェラルド・ロボトニック役を演じるにあたり、キャリーはキャラクターのデザインにも関わったという。
「彼のためにまったく新しいキャラクターを創造するのは本当にエキサイティングでした。(キャリーが演じるうえで)小さすぎるディテールはなく、特殊メイクなどのデザインもすべて手伝ってもらったし、大変なことも話し合ったんです。ジム・キャリーと映画を3本撮ったなんて、本当に驚くべきことですよね。」

『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』では、東京湾の孤島で幽閉されていたダークヒーローのシャドウが目覚め、施設を破壊して東京に出現する。この緊急事態に対処すべく、ソニックとテイルス、ナックルズがシャドウと対峙するが……。シャドウ役の声優にはキアヌ・リーブスが起用された。なお、日本語吹替版ではキャリーによるドクター・ロボトニック&ジェラルドの一人二役を山寺宏一が務める。
『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』は2024年12月27日(金)日本公開。
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Source: SFX Magazine