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米国ソニー・ピクチャーズ、映画から過激な表現を削除した「クリーン版」を製作・公開へ。あなたはどう思う?

米国ソニー・ピクチャーズ・ホーム・エンターテインメントは、映画作品から過激な表現などを削除した「クリーン版」を米国にて製作・配信することを発表した。主に暴力的・性的な表現や発言などを再編集によって本編から消去することで、テレビでの放送や飛行機での機内放送でソニー作品をより幅広い層に届けることを目的としたものだ。今回配信が発表されたのは、『ゴーストバスターズ』や『スパイダーマン』を含む全24作品である。

百聞は一見に如かず。実際に表現がカットされたクリーン版がどうなっているのか、ソニーによる紹介映像をご覧いただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=JVsW6dJa9lo

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

いかがだろうか。「あれ、こんなもんなの?」と思った方もいれば、「ぜんぜん違うじゃん!」と怒りがこみ上げてきた方もいることだろう。

ソニーは今回、クリーン版を製作・配信する作品として以下の24作品を挙げている。

  • 『アダルトボーイズ青春白書』(2010年)
  • 『アダルトボーイズ遊遊白書』(2013年)
  • 『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)
  • 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)
  • 『インフェルノ』(2016年)
  • 『エリジウム』(2013年)
  • 『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』(2008年)
  • 『キャプテン・フィリップス』(2013年)
  • 『グースバンプス モンスターと秘密の書』(2015年)
  • 『グリーン・デスティニー』(2000年)
  • 『小悪魔はなぜモテる?!』(2010年)
  • 『ゴーストバスターズ』(1984年)
  • 『ゴーストバスターズ2』(1989年)
  • 『50回目のファースト・キス』(2004年)
  • 『スパイダーマン』(2002年)
  • 『スパイダーマン2』(2004年)
  • 『スパイダーマン3』(2007年)
  • 『タラデガ・ナイト オーバルの狼』(2006年)
  • 『バトル・オブ・ザ・イヤー ダンス世界決戦』(2003年)
  • 『ハンコック』(2008年)
  • 『ピクセル』(2015年)
  • 『ビッグ・ダディ』(1999年)
  • 『ホワイトハウス・ダウン』(2013年)
  • 『マネーボール』(2011年)

子どもと一緒に観られることを前提としているだけあって、ファミリー向けの映画が多く選ばれているものの、なかには「なぜこれをクリーンに?」というような作品も含まれている。

これらクリーン版の作品群は、今後iTunesを含む配信サービスにて取り扱われる。購入時に劇場公開版かクリーン版かを選ぶ方式ではなく、劇場公開版に特典として付属するようだ。したがって、テレビ放送や機内放送でクリーン版が使用されるのはまだ未来の話となりそうである。ソニーは専用ウェブサイトを公開しているので、気になる方はそちらもご覧いただきたい。ちなみに、これらクリーン版が今後日本を対象に公開されるかどうかは不明だ。

さて、読者の皆さんは、このクリーン版をどう思われるだろうか? 筆者個人としては「そこまでして家族で観なきゃいけないの?」「過激な描写をいつ、どうやって子どもに見せるかも大事なのでは」などと思ってしまうが、もしこれで楽しい映画鑑賞の時間を過ごせる家族が増えるなら、それはそれでいいのだろうか……。

Source: https://www.yahoo.com/movies/sony-clean-version-initiative-provide-sanitized-versions-select-films-home-video-exclusive-160201339.html
Eyecatch Image: https://www.youtube.com/watch?v=JVsW6dJa9lo サムネイル

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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