ディズニー&ピクサー『ソウルフル・ワールド』日本版本予告編&ポスター公開 ─ 「生きる目的」めぐる魂の冒険

ディズニー&ピクサーが新たに描くのは、「生まれる前の魂(ソウル)の世界」。映画『ソウルフル・ワールド』(原題:Soul)の日本版本予告編&本ポスターが公開された。
ジャズ・ピアニストを夢見る音楽教師のジョーは、ある日、ニューヨークで一番有名なジャズクラブで演奏するチャンスを手に入れる。しかし、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下してしまい、目が覚めると、真っ青のまったく見たこともない姿に……。そこは、生まれる前に「どんな自分になるか」を決める「魂(ソウル)の世界」。そこではソウルたちが、夢や情熱、興味など、自分の人生を輝かせる“きらめき”を見つけることで、人間の世界に生まれることができるのだ。
公開された予告編では、ソウルたちが“きらめき”を求めて音楽や文学、化学、体操などにチャレンジ。そこでジョーが出会うのは、自分のやりたいことが見つけられず、「人間の世界に行きたくない」と何百年もソウルの世界に留まっているソウルの22番。「人生って、そんなに大切なものなの?」と言う22番に、ジョーは「人生には楽しいことがたくさんある」と“きらめき”の素晴らしさを伝えようとするが……。まるで人生の迷子のように、“生きる目的をみつけられない”22番と、かたや“夢を叶えるためになんとか地上に戻りたい”ジョー。果たしてジョーは地上に戻り、夢を叶えることができるのか。そして、22番は“人生のきらめき”を見つけられることができるのか。
「なぜ私はここにいるのか、私はどこからやってきたのか、何のためにここにいるのか」。深いテーマをコミカルかつ先鋭的な演出で掘り下げるのは、『インサイド・ヘッド』(2015)のピート・ドクター監督。『モンスターズ・インク』(2001)『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)を手がけ、『トイ・ストーリー』(1995)『ウォーリー』(2008)にも携わった才人が、「本当にアニメーションを作るために生まれてきたのだろうか?」との疑問から着想したという。

本国版で主人公ジョーを演じるのは『ベイビー・ドライバー』(2017)『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のジェイミー・フォックス。魂“22番”を「アンブレイカブル・キミー・シュミット」(2015-2019)のティナ・フェイ、ドラマーのカーリー役をザ・ルーツのクエストラヴ、ジョーの母親役を『クリード』シリーズのフィリシア・ラシャド、ジョーの“宿敵”ポールを『ブラインドスポッティング』(2018)のデイビード・ディグスが演じる。劇中歌は人気シンガーソングライターのジョン・バティステ、音楽はトレント・レズナー&アッティカス・ロスが担当。脚本・共同監督には劇作家・小説家のケンプ・パワーズが抜擢された。