エドガー・ライト初のドキュメンタリー『スパークス・ブラザーズ』日本版予告編 ─ 音楽界の異端児スパークス、豪華アーティストたちが魅力迫る

『ベイビー・ドライバー』(2017)『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)などのエドガー・ライト監督が手掛けた初の音楽ドキュメンタリー映画『スパークス・ブラザーズ』が、2022年4月8日(金)より全国公開となる。
本作では兄弟バンド・スパークスの音楽的ルーツまでさかのぼり、謎に包まれたスパークスの50年に及ぶ歴史が紐解かれていく。これまでにアルバムを25枚リリース、発表楽曲数は345にのぼり、最近ではレオス・カラックス監督作『アネット』の原案・音楽を手掛けたことでも話題。しかし、自分たちの独特な音楽スタイルを貫き続けることで、世間に受け入れられない時期も長くあった。そんな音楽界の異端児スパークスの過去・現在・未来が、メンバーのロン・メイル(兄)&ラッセル・メイル(弟)や、世界的アーティストたちへのインタビュー、さらに貴重なアーカイブ映像などで初めて明らかになる。
世界的な人気を誇るグラミー賞アーティストのベックは、「大勢のミュージシャンとの会話は結局スパークスの話になる」と語る。その言葉を裏付けるように豪華アーティストたちがコメント。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーは「“こいつら誰だ?”と思っていた」、トッド・ラングレンは「他のバンドと違う」、デュラン・デュランのニック・ローズ&ジョン・テイラーは「異常だが、すばらしい」と語り、感嘆の声が続出している。予告に登場するこれらのコメントのほか本編中では、スパークスと2015年にコラボしたバンド、フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノス、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)では主演を務めた歌姫ビョーク、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ、ニュー・オーダーのスティーヴン・モリス&ジリアン・ギルバートなどが、それぞれの「スパークス愛」を嬉々として語りまくっている。
また、劇中の一部のアニメパートでは、エドガー・ライト監督の盟友であるサイモン・ペッグ&ニック・フロストが声をあて、ライト監督ファンへのとっておきのサプライズも隠されている。「スパークスは世界一多作なアーティスト」「音楽の一つの型を作り上げた」「何度でも生まれ変わった」と惜しみない称賛の声が上がる。当のロンが、「まるで僕らの伝記映画だ」とコメントするほど内容の濃い本作に注目だ。
予告編とあわせて、新画像が公開された。2018年に来日公演の際、本作の撮影のため同行したエドガー・ライト監督との貴重なオフショットのほか、同年バルセロナで行われたライブでの観客との記念撮影ショット、1982年のアルバム『アンガスト・イン・マイ・パンツ(パンツの中の用心棒)』のジャケットに採用されたメイル兄弟のウェディング風カットなど、スパークスのクレイジーで楽しい雰囲気を感じられる写真が勢揃いしている。
なお、2022年2月25(金)より海外版ポスタービジュアルのムビチケカードが販売開始となる。詳しくはホームページを確認してみよう。
映画『スパークス・ブラザーズ』は2022年4月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント他全国公開。
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