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『最強のふたり』監督最新作『スペシャルズ!』公開決定 ─ 政府から自閉症ケア施設を守った男たち、ヴァンサン・カッセル主演

スペシャルズ!
© 2019 ADNP - TEN CINÉMA - GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - BELGA PRODUCTIONS - QUADurlencodedmlaplussignTEN

大ヒット作『最強のふたり』(2011)のエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督最新作『The Specials』(英題)が、邦題『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』として2020年9月11日(金)より全国順次公開されることがわかった。あわせて日本版予告編&ビジュアルも到着している。

自閉症児をケアする施設〈正義の声〉の経営者、ブリュノは今日も朝から大忙し。どんな問題があっても入所を断らないために、各所で見放された子供たちでいっぱいなのだ。従業員はブリュノの友人・マリクに教育された、“ドロップアウトした”若者たち。社会から弾かれた子供たちを救おうという取り組みは実を結び、最悪の問題児だったディランと、最も重症のヴァランタンの間にも絆が芽生えようとしていた。しかし、無認可・赤字経営の〈正義の声〉に監査が入ることになり、施設は閉鎖の危機に迫られる。しかもディランが目を離した隙にヴァランタンが失踪、いったいどこへ消えてしまったのか。そして、施設はこのまま閉鎖に追い込まれるのか……?

スペシャルズ!
© 2019 ADNP – TEN CINÉMA – GAUMONT – TF1 FILMS PRODUCTION – BELGA PRODUCTIONS – QUAD+TEN

本作の主人公も、『最強のふたり』と同じく実在するふたりの男たちがモデル。1994年に自閉症の子供たちやドロップアウトした若者の支援団体と出会ったナカシュ&トレダノ監督は、人々の活力やにじみ出る人間らしさに感銘を受け、いつか必ず映画にすると心に誓ったという。ナカシュは「この出会いがきっかけで、ハンディキャップやノーマライゼーションへの関心が強くなっていった。そこから『最強のふたり』も生まれたんです」とコメントしている。

きっかけから約25年を経て実現した本作は、本国フランスで公開されるや熱い支持を受けて動員数200万人を突破。スペインのサンセバスチャン国際映画祭では過去最高得点で観客賞に輝き、セザール賞では9部門にノミネート、ヨーロッパ各国で熱狂的に愛された。「なぜ、そこまでして他人のために奔走するのか?」というシンプルだが複雑な問いかけに答える数々のエピソードは、人と人のつながりが分断され、さまざまな価値観が再構築されようとしている現代にこそ深く刺さることだろう。

主演は『ジェイソン・ボーン』(2016)『ブラック・スワン』(2010)など、ハリウッド映画でも活躍するフランス映画界の名優ヴァンサン・カッセル。共演にはジャック・オーディアールやヴィム・ヴェンダース作品で活躍するレダ・カテブ。実際の介護者と自閉症の若者、その家族らも大勢キャスティングされている。

映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』は、2020年9月11日(金)TOHO シネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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