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『スペンサー ダイアナの決意』秋公開決定&予告編 ─ クリステン・スチュワートがダイアナ妃役、苦悩と決意の3日間

スペンサー(原題)
Pablo Larraín

クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じた話題作『Spencer(原題)』が、『スペンサー ダイアナの決意』の邦題で、2022年秋に公開となることが決定した。あわせて、日本語版予告編も到着している。

1997年8月31日、ダイアナ元皇太子妃が交通事故で亡くなったというニュースは世界中に衝撃を与えた。スペンサー伯爵家の令嬢として誕生し、20歳でチャールズ皇太子と結婚すると瞬く間に人気者となったダイアナ。世界中で「ダイアナ・フィーバー」を巻き起こし、2人の息子を育て、死の直前まで人道支援活動に心を注いだ「愛の人」。36歳という短い生涯を駆け抜けた彼女の生き様は、世界中の人々に希望と共感を与え今なお愛され続けている。

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ダイアナ元皇太子妃がその後の人生を変える決断をしたといわれる1991年のクリスマス休暇を描いた本作。2021年のヴェネツィア国際映画祭、トロント映画祭と名だたる主要映画祭で上映され、話題をさらった。アメリカ最大の映画評論サイト「Rotten Tomato」でも83%の好意的評価を獲得している(本記事掲載時点)。高の演技と称された渾身の演技は、アカデミー賞最有力との呼び声も高い。

世界中から愛されたダイアナ妃の悲しい出来事を基に、“寓話”として語られる本作で描かれるのは、夫の不倫、王室の異様な抑圧、そしてマスコミに追われる日々に憔悴し、精神不安定なダイアナが決死の覚悟で過ごすクリスマスの3日間の物語。予告編では、夫チャールズとその愛人カミラがダイアナに向ける意味深な目線、「言われた事だけをやれ」と冷たく言い放つチャールズの姿が切り取られており、王室で孤立するダイアナがぎりぎりの精神状態にまで追い込まれていく様子がうかがえる。

壊れそうなほどの苦悩を抱え、全力で駆け、踊り、泣き崩れる等身大の姿も映し出され、女王という高貴な地位よりも、子供たちの母親という唯一無二の肩書をとることを選ぼうとするダイアナの強固たる決意が滲み出る映像となっている。数々の映画賞で評価されているクリステン・スチュワートの名演と、全編フィルムで撮影された圧倒的な映像美、そしてダイアナの代名詞である華麗なるファッションも見逃せない。

また、予告編のナレーションを務めるのは、「ルパン三世」の峰不二子役や、最近では「鬼滅の刃 遊郭編」の美しくも最強の敵、堕姫を演じた沢城みゆき。ダイアナの繊細ながらも芯のある女性の強さ、そして波乱万丈な人生をドラマティックなナレーションで表現している。

監督を務めるのは、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でジャクリーン・ケネディの知られざる姿を描き、主演のナタリー・ポートマンをアカデミー賞ノミネートに導いたパブロ・ラライン。鋭い洞察力と確かな手腕でダイアナの孤独と苦しみを静かに浮き彫りにする。

映画『スペンサー ダイアナの決意』は2022年秋、全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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