スピルバーグ監督、シャラメにやんわり苦言 ─ 「バレエもオペラも誰も気にしていない」発言に

オペラやバレエを軽視するような発言で“炎上”状態となったティモシー・シャラメに、巨匠スティーブン・スピルバーグがやんわりと苦言を呈した。
主演『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』で脚光を浴びるシャラメだが、そのインタビュー中に「バレエやオペラのような、“これを存続させよう、もう誰も気にしちゃいないけど”という世界では働きたくない」と発言したことが話題に。「バレエやオペラに携わる人々には敬意を持っているけどね」と加えたものの、シャラメは文化芸術を軽視しているとして批判を集めた。
オペラ・バレエ業界はこの騒動に皮肉を込めて反応した。シアトル・オペラは、チケット購入時に「TIMOTHEE」というプロモーション・コードを入力すると料金が14%オフになる期間限定キャンペーンを実施。14%というのは、シャラメが同発言時に「これで視聴率が14セント下がったね」と続けたことへの皮肉だ。
スピルバーグは米サウス・バイ・サウスウエストの講談で、明らかにシャラメ騒動に触れる発言を見せた。Netflixとの仕事も楽しんでいると述べた後、それでも変わらぬ劇場体験の価値を説く中で、スピルバーグは次のように述べている。
「私にとって真の体験とは、みなが見知らぬ人々と集まり、暗闇に入っていき、コミュニティに影響を与えられるときにあるのです。本当に素晴らしい映画体験の終わりには、私たちは皆、様々な感情に包まれ、日の光の中へ、あるいは夜の闇へと、ひとつになって歩み出していく。それほどの体験は他にありません。それは映画でも、コンサートでも起こる。ちなみに、バレエやオペラでも起こることですよ。」
会場で笑いが起こると、スピルバーグは「それが継続されることを望みますよ。永遠に続いてほしいと思います」と連ねた。遠回しに、シャラメを嗜めたような格好だ。
『天使にラブ・ソングを…』のウーピー・ゴールドバーグは米番組にて、シャラメの母も祖母もダンサーであることに触れるように「あなたもダンス一家の出身なんでしょう。それなのに他人の芸術を貶すなんて、気分の良いものじゃないわね」「14セント?あのね、人が怒ったらね、14セントじゃ済まないものよ。気をつけなさい。言っておくけど。気をつけなさい、坊や」と戒めている。
日本時間3月16日に発表される第98回アカデミー賞で、シャラメは『マーティ・シュプリーム』の熱演で主演俳優賞にノミネート。オスカー最有力候補とされたが、この騒動で雲行きが怪しくなったと見る声もある。
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