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スパイク・リー監督最新作『ザ・ファイブ・ブラッズ』大手スタジオに断られていた「Netflixのほかに行き場は無かった」

ザ・ファイブ・ブラッド Da 5 Bloods
Netflixオリジナル映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』独占配信中

『ブラック・クランズマン』(2018)などで知られる、鬼才スパイク・リー監督によるNetflixオリジナル映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』が、2020年6月12日より世界独占配信された。しかし、本作が公開されるまでの道のりは決して簡単なものでは無かったのだという……。

The Hollywood Reporterのインタビューにて、リー監督は「もしかしたら、この映画を作ることは出来なかったかもしれない」と語っている。「大半のスタジオに話を持ち掛けましたが、全てに断られてしまいました」「Netflixの後に行き場はもう無かったんですよ」。また、過去にも同様に企画をスタジオ側に持ち込んだものの、却下された経験があるのとのこと。

「彼らは決して嫌いとは言わず、“我々が求めているものではありません”と言うんですよ。長い間、こういった流れに悩まされてきました。なので、やりたくないと言われた時には、“なんで、この映画を作りたくないんだ?”と切り返すのではなく、“ありがとう”とだけ答えることにしているんです。その結果、沢山の企画を実現させることが出来たんですよ。私は駄々をこねることなんてしません。進み続けますよ。」

これまでにリー監督は、『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)『ブラック・クランズマン』など、黒人俳優を主役としながら、人種差別という重いテーマに踏み込んだ作品を数多く手掛けている。スタジオ側は、そのような側面が興行的な部分で影響をもたらすと懸念してきたのかもしれない。最新作『ザ・ファイブ・ブラッズ』も、ベトナム戦争に従軍した4人のアフリカ系アメリカ人の退役軍人たちが、現地に取り残された小隊の隊長とその地に眠る財宝を探しに、かつての戦場に戻っていく物語だ。

ちなみに本作は当初、配信だけでなく劇場公開も予定していたのだという。新型コロナウイルスの猛威が収まらずにいる中、劇場で公開されることはあるのかと問われたところ、リー監督は「恐らくやりますよ。個人としては安全な時にやって欲しいですけどね」と語っている。

「営業を再開している映画館もありますが、私だったら今はまだ観に行きませんね。ただ、大画面で堪能して貰える日が訪れることを望んでいます。“この映画は壮大なスケールで作らなければならない”として作ったので。皆さんの家のスクリーンがどれだけ大きくても関係ありません。映画館よりも大きいことは無いと思うので。豪邸に住んでいるならまだしもね。」

Netflixオリジナル映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』は独占配信中。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

南 侑李
minami南 侑李

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「まるで、映像を見ているかのように読者が想像できるような」文章をモットーに映画の記事を執筆しています。四六時中、「映画」のことばかり考えている映画人間です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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