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【インタビュー】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は「信じられないほど感動的」、プロデューサーが語る20年の集大成

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』がいよいよ公開を迎える。『スパイダーマン』映画シリーズのセレブレーション作品としても注目を集める本作を実現させるにあたり、必要不可欠だった人物の1人が、サム・ライミ版から『スパイダーマン』シリーズに携わってきたエイミー・パスカルだ。

米ソニー・ピクチャーズの元CEOだったパスカルは現在、自身の製作会社パスカル・ピクチャーズを率い、トム・ホランド版『スパイダーマン』シリーズからプロデューサーを務めている。このたび、パスカルが『ノー・ウェイ・ホーム』への思いを語るオフィシャルインタビューが到着。20年間の歩みを熱く振り返る。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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ピーター・パーカーの成長と運命

── スパイダーマンのストーリーを語り続けることについて

ケヴィン・ファイギとはこの20年間、スパイダーマン映画で一緒に仕事をしてきました。最初の頃は、スパイダーマンのユニバースに登場するキャラクターだけを扱っていたんです。マーベルとケヴィン、MCU、そしてこの世界全体とパートナーシップを組めることの素晴らしい点は、より大きなユニバースで、スパイダーマンの視点からスパイダーマンの物語を語り続けることができるということです。

── 観客がピーター・パーカーと共に成長していくことについて

1作目『スパイダーマン:ホームカミング』では、スパイダーマンになったばかりのピーター・パーカーが望んだのは、アベンジャーになることでした。彼は、親愛なる隣人であるスパイダーマンにはなりたくなかった。それはクールに思えませんでした。楽しそうにも思えませんでしたね。トニー・スタークやアベンジャーズの面々は、とてつもなく大きな冒険をしている。それなのに彼は、店で強盗を相手にしているようなもので。しかも、それは彼が望んだことではない。だから1作目では、親愛なる隣人であるスパイダーマンこそが自分に定められた運命だということを彼は学ばなければいけなかったんです。

2作目『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』では、世界が変わった後、彼はスパイダーマンであることの責任から逃げています。彼は、心の奥底では自分には釣り合わないと思っているのかもしれない。今回の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、世界は彼が何者であるかを知っています。彼は、観客がいつもピーター・パーカーに求めているものとは異なることをしなければならないのです。これまで求められてきたのは、2つの世界を両立させるということ。スーパーヒーローであることと普通の子供であることです。普通の子供が望むこと、つまりガールフレンドを持ったり、大学に行きたいと思っていたり、志望校に出願したり。でも、彼は不利益な存在として、どこからも断られてしまう。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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以前は、誰もが彼を負け犬のように思っていたから断られていました。でも今は、彼は悪名高いためにすべてを断られている。皆が彼の正体を知ったときは、アイアンマンの正体を知ったときとは正反対なんです。正体が分かったらもっと皆が自分のことを愛してくれるだろうと思い描いていた夢は、ピーターにとっては正反対になってしまう。ピーターの場合、すべてがうまくいかなくなる。つまり彼は、いつもそうであるように、世界で最も悪い運を持っているんです。そして彼の立場は逆転してしまう。この映画は、最悪の悪夢が起こってしまったことに対して、必死に持ち堪えようとする彼の姿を描いているのです。

ジョン・ワッツ監督とトム・ホランドの功績

── ジョン・ワッツ監督との仕事について

ジョン・ワッツ監督は全てをもたらしてくれる方です。ジョンが参加した時、彼はジョン・ヒューズの映画のようにやりたいとおっしゃいました。それが最初から一貫したアイデアでした。彼は、地に足のついた感性をもたらしてくれる。当初、私たちはセット(での撮影)を検討していました。ジョンは常に「だめです」という感じで。“それは大きすぎる。贅沢すぎる。それはピーターの世界ではない。もし君がピーター・パーカーだとしたら、そんな風ではないだろう”と。彼は常に世界が地に足の着いたものであることを確認しているんです。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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前にも言った通り、映画の舞台をMCUの周辺に設定するというのは、すべてジョンの感性によるものです。ジョンは映画マニアであり、音楽マニアであり、オタクでもある。前作で使われている愉快なポップソングやイタリアの歌、そういった全てにジョンのインスピレーションが生きている。彼は大作にもアクションにも優れていて、俳優にとってもすばらしい監督です。親密な関係性や、登場人物の間で起きている真実をとても大切にしていて、実際に正直な気持ちから感情を表現させるんです。

── トム・ホランドのスパイダーマンの解釈について

最初にトムと出会った瞬間から、彼はこれまで誰も見たことがないようなやり方でキャラクターを体現していました。彼は非常に優れた俳優であり、アスリートであり、面白い人であり、その他の要素も兼ね備えている。しかし、彼がこのキャラクターにもたらすコミットメントと情熱、キャラクターにもたらす深みのレベルは、この映画を作り続けてきた年月の中で、ますます高まってきている。彼の熱意やピーターを守るという意識、ピーターのさまざまな部分を探求するという意識は、本当にすごいものです。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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── スパイダーマンの全てのセレブレーションとなるこの映画について

私は、このスパイダーマンの映画にとても長い間取り組んできました。ピーター・パーカーの親戚のようだと感じているんです。この映画で見られるのは、スパイダーマンの全てを祝福するもので、ある意味私にとって信じられないほど感動的なものになると思います。観客の皆さんもきっと同じように感じてくれると思いますよ。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2022年1月7日(金)公開。

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THE RIVER編集部
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