【インタビュー】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は「信じられないほど感動的」、プロデューサーが語る20年の集大成


前にも言った通り、映画の舞台をMCUの周辺に設定するというのは、すべてジョンの感性によるものです。ジョンは映画マニアであり、音楽マニアであり、オタクでもある。前作で使われている愉快なポップソングやイタリアの歌、そういった全てにジョンのインスピレーションが生きている。彼は大作にもアクションにも優れていて、俳優にとってもすばらしい監督です。親密な関係性や、登場人物の間で起きている真実をとても大切にしていて、実際に正直な気持ちから感情を表現させるんです。
最初にトムと出会った瞬間から、彼はこれまで誰も見たことがないようなやり方でキャラクターを体現していました。彼は非常に優れた俳優であり、アスリートであり、面白い人であり、その他の要素も兼ね備えている。しかし、彼がこのキャラクターにもたらすコミットメントと情熱、キャラクターにもたらす深みのレベルは、この映画を作り続けてきた年月の中で、ますます高まってきている。彼の熱意やピーターを守るという意識、ピーターのさまざまな部分を探求するという意識は、本当にすごいものです。

── スパイダーマンの全てのセレブレーションとなるこの映画について
私は、このスパイダーマンの映画にとても長い間取り組んできました。ピーター・パーカーの親戚のようだと感じているんです。この映画で見られるのは、スパイダーマンの全てを祝福するもので、ある意味私にとって信じられないほど感動的なものになると思います。観客の皆さんもきっと同じように感じてくれると思いますよ。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2022年1月7日(金)公開。