ロシア発エイリアン映画『スプートニク』米予告編が公開 ─ 女性医師、地球外生命体が寄生した宇宙飛行士を守れるか

リドリー・スコット監督『エイリアン』(1979)の影響を色濃く感じさせる、新たなる“エイリアン映画”がロシアから登場だ。映画『スプートニク(英題:Sputnik)』の米国版予告編が公開された。
舞台は1980年代のソ連。物議を醸す治療法によって、若き女性医師タチアナ・ユリアナは医師免許はく奪の危機に立たされていた。しかしながら、タチアナのキャリアは終わらなかった。軍によって雇われた彼女は、とある特別な事案を調査すべく、秘密の研究施設へと連れていかれる。そこにいたのは、宇宙空間での謎の事故から生還した、宇宙飛行士のコンスタンティン・セルゲイエヴィチ。地球に戻ってきたコンスタンティンの体内には“何か”が生息していたのだ。真夜中、体内からその“何か”が現れる……。
予告編は、宇宙での事故を思わせる様子や、タチアナが軍によって研究施設へ送られる姿などから始まる。「私に何を求めてるの?」「専門家としての意見だ」。コンスタンティンの中から出てきた生命体を目にしたタチアナは驚愕するが、コンスタンティン自身には一切の自覚がなく、彼はまだ何も知らなかった。上官はコンスタンティンと生命体の分離をタチアナに求めるが、軍の握っている情報は彼女には伏せられたまま。軍が恐るべき計画を練るさなか、タチアナはコンスタンティンを死なせるまいと動き出すのだった。
本作は2020年トライベッカ映画祭のラインナップに選出されていたが、新型コロナウイルスの影響を受けて、残念ながら映画祭の開催は中止となった。米国では一部の映画館で上映されるほか、2020年8月14日(現地時間)より配信リリースがスタートする。
主人公の医師タチアナを演じるのは、『リリア 4-ever』(2002)のオクサナ・アキンシナ。宇宙飛行士のコンスタンティン役は『ワールドエンド』(2019、日2020)のピョートル・フョードロフだ。監督はCM作品で活躍する新鋭エゴール・アブラメンコが務め、本作で長編映画デビューを飾った。
Source: IndieWire