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ウィル・スミス、ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』に出演せず ─ スケジュールの都合で離脱

スーサイド・スクワッド
SUICIDE SQUAD and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. and Ratpac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved

『スーサイド・スクワッド』(2016)で主人公デッドショットを演じたウィル・スミスが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ジェームズ・ガンによる『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』に出演しないことがわかった。米VarietyDeadlineが報じている。

同シリーズの第2作となる『ザ・スーサイド・スクワッド』は、前作の直接的な続編ではなく、出演者の大半が一新される「リランチ」版。ジェームズ・ガンは脚本を執筆し、監督としても契約交渉に入ったと伝えられている。ウィルが続投するかどうかは不明だったが、出演が見送られた決め手はウィルのスケジュールだったとのこと。ワーナー・ブラザースとウィル側は友好的な関係にあり、話し合いは穏やかに行われたという。

今回の報道によって逆に明らかとなったのは、ガンの執筆した脚本にはデッドショットが登場しているらしいということだ。今後、脚本をリライトしてデッドショットが別のキャラクターに置き換えられるのか、ウィルに代わる“2代目デッドショット俳優”が起用されるのかはわからない。

これまで『スーサイド・スクワッド』続編は、ウィルのスケジュールを優先する形で撮影が先送りにされてきた経緯があった。2017年8月の時点で、ウィルが実写映画版『アラジン』に出演するため、続編の撮影は早くて2018年秋以降になると報じられたのである。その後も『バッドボーイズ・フォー・ライフ(邦題未定、原題:BAD BOYS FOR LIF3)』などのために2019年秋まで撮影は不可能とされるなど、ワーナーは『スーサイド・スクワッド』続編にウィルを起用することを非常に重要視してきたのだ。しかしガンの起用で続編が新機軸となること、依然としてウィルのスケジュールを確保することが難しいことから、ここにきて両者は別々の道を行くことになったのだろう。

2019年2月28日現在、『ザ・スーサイド・スクワッド』の出演者は不明。ただし米Deadlineによれば、ワーナーはハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーを復帰させる計画だという。なお、ガン監督は2019年9月にもアトランタにて本作の撮影を開始する方針ということだ。

プロデューサーには、これまでのDC映画を手がけてきたチャールズ・ローヴェン、『アクアマン』(2018)『シャザム!』(2019)などのピーター・サフランが就任。エクゼクティブ・プロデューサーには『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)などのザック・スナイダーとデボラ・スナイダーも名を連ねている。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』は2021年8月に米国公開予定

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Sources: Variety, Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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