「ストレンジャー・シングス」スピンオフや続編の可能性は、「アイデアはある」とダファー兄弟

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)は、2022年5月27日に配信開始されるシーズン4につづくシーズン5をもって、ついにフィナーレを迎える。そこで物語は完全に幕を閉じてしまうのか、スピンオフや続編が製作される可能性はあり得ないのだろうか?
「ストレンジャー・シングス」は、ホーキンスで次々と発生する怪奇、姿を現す凶暴な怪物たち、そしてその裏に潜む大がかりな陰謀が複雑に絡み合う物語を描く作品。来るシーズン4ではホーキンスだけでなく、カリフォルニア、ロシアとかつてない壮大な規模を舞台に、マイクやイレブンらが未だ謎に包まれた裏側の世界に迫っていく。
物語は着実に終盤へと差し掛かっているわけだが、本作の生みの親でありショーランナーのザ・ダファー・ブラザーズのマットは、シーズン5で完結させることについて「少し早く終わったような気分になります。まだガソリンがたくさん残っているみたいな」としながらも、「もっとやりたいという気持ちで終わらせる方がいいんです。だから、ここで最後にすることは正しい選択だと思ったんです」と、SFX magazineにて説明している。
2016年から始まった「ストレンジャー・シングス」。ダファー・ブラザーズは終わるべくところで完結させることが正しい選択と考えたようだが、ホーキンスの物語をさらに拡張することも出来るということだろう。果たして、その後のアイデアはあるのだろうか。「誰にも計画は話していません!Netflixにも!」としながら、「アイデアはあります」とマットは続ける。
「もしも、『ストレンジャー・シングス』のスピンオフや続編を作るとしたら、僕らにとってのハードルは、“もう一度やりたいと思えるほどエキサイティングなアイデアかどうか”です。“神様、僕はこれを本当にやりたいんです。本当に興奮しているんです”という思いになるべきで。だから、それが何なのか、それを進めるべきかどうか、慎重に判断しているところなんですよ。」
ダファー・ブラザーズのロスもまた、シーズン5以降の物語について「僕たちにとって重要なのは、それ自体が独自のものであると感じられることで、すでにやったことをただ繰り返すのではない、ということなんです。そんなことをしても意味がありませんからね。ただ、かなりエキサイティングなものができそうな気がしています」と期待を寄せている。
ちなみに、大の仲良しであるおなじみのふたり、スティーブとダスティンのスピンオフ企画が過去に噂されていたことがあり、ダスティン演じるゲイテン・マタラッツォは「ニッチで風変わりな形式であれば良いと思います」と前向きな姿勢を示していた。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」はシーズン1~3が独占配信中、シーズン4はVol.1が2022年5月27日(金)、Vol.2が7月1日(金)に独占配信開始。
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Source:SFX magazine