「ストレンジャー・シングス」は「ゲースロ最終章がズタボロに酷評されたのを見て、あれは避けたいという気持ちで」フィン・ウルフハード

Netflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)の最終章が、いよいよ幕を開ける。壮大な物語の結末に注目が集まるなか、マイク役のフィン・ウルフハードが「ゲーム・オブ・スローンズ」(2010-2019)のような批判を受けないか心配していたことを明かした。
「正直なところ、皆かなり心配していました」と、ウルフハードは米TIMEに語っている。「『ゲーム・オブ・スローンズ』が最終シーズンでズタボロに酷評されたのを見て、僕たちは“ああなるのは避けたい”という気持ちで臨みました」。
テレビシリーズにおいては、人気を長く維持することはもちろん、シリーズをどのように締めくくるかも極めて重要だ。人気が高いほどファンの期待も大きく、「ゲーム・オブ・スローンズ」のようにフィナーレをめぐる議論を呼ぶケースも少なくない。Netflixを代表する人気シリーズとなった「ストレンジャー・シングス」も、まさにそのプレッシャーに直面していたようだ。
しかしウルフハードは、「脚本を読んだら、皆これが特別なものだと確信した」といい、心配は自信へと変わったようだ。実際に、ホッパー役のデヴィッド・ハーパーも以前「結末に満足してもらえるはず」と語っており、「他の作品では満足できなかったり、ガッカリしたりすることもありますが、本作ではそうならないと思う」と自信をのぞかせていた。
なお「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章が批判を浴びた背景には、シリーズの途中で物語が原作小説を追い越し、ドラマ独自の結末を迎えたことがある。一方、「ストレンジャー・シングス」はマット&ロス・ダファー兄弟による完全オリジナル作品。ロスは「ラストシーンの大まかな構想は数年前からありました。無理やりひねり出したものではありません」と語っており、結末に向けて脚本を執筆してきたことを明かしている。
ちなみに、同じく2026年に完結する「ザ・ボーイズ」の製作者エリック・クリプキも、フィナーレに対するプレッシャーを吐露していた。クリプキも「ゲーム・オブ・スローンズ」に触れながら、「素晴らしい番組で、膨大な労力、努力、技術が注がれたのに、みんなが話すのは最終回のことばかり。それを思うと、ただただ “クソッ!” って気持ちになります」と語っている。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界 5」VOL 1(第1~4話)は2025年 11月27日(木)10時、VOL 2(第5~7話)は12月26日(金)10時、フィナーレ(第8話)は2026年1月1日(木)10時より世界独占配信。