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「ストレンジャー・シングス」ヴェクナ役、エディ役に謝罪するも何かが噛み合わない

ストレンジャー・シングス
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4:Vol.1は配信中

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界4」では、これまでに登場してきたどの怪物よりも狂悪な闇の魔術師ヴェクナと、子どもや大人たちの対決が描かれたが、そこには悲しい展開が待ち構えていたのである。

この記事には、「ストレンジャー・シングス 未知の世界4」のネタバレが含まれています。

ストレンジャー・シングス
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」独占配信中

「ストレンジャー・シングス」シーズン4にてホーキンスを恐怖の底に突き落とした闇の魔術師、ワンことヴェクナ。“裏側の世界”に潜む怪物たちの糸を引いていた黒幕に立ち向かうべく、ホーキンスから攻撃を仕掛けることになったのは、ダスティン、ルーカス、マックス、エリカ、スティーブ、ナンシー、ロビン、そしてヘルファイア・クラブのリーダーであり、一連の殺人事件の容疑者として警察などから追われる身となってしまったエディだ。

エディはダスティンと共に裏側の世界に入り、デモバッツからスティーブたちを引き離し、自分たちのところに誘き寄せるため、メタルサウンドをギターで激しく掻き鳴らした。さらに時間を稼ごうと考えたエディは、ダスティンだけを表の世界に帰し、自作の武器を手に怪物たちと果敢に戦うことに。ところが、エディはデモバッツからの容赦ない襲撃を防ぐことが出来ず、ダスティンの腕の中で最期を迎えてしまうのである。

ヴェクナを追い詰めるため、重要な役割を見事に果たしたエディだが、ホーキンスの住民たちは彼が英雄であることは知らない。それだけでなく、いまだにヘルファイア・クラブをカルト集団だと決めつけ、そのリーダーであるエディがホーキンスに起きた惨劇の元凶としていた。

まさに悲劇の英雄であるエディ。そんな彼を殺してしまったことに後悔しているのは、怪物たちを通して英雄の命を奪ったヴェクナ……ではなく、その闇の魔術師を演じた俳優であるジェイミー・キャンベル・バウアーだ。Netflixより公開された動画に登場したバウアーは、「今日は謝罪の言葉を伝えに来ました」と真剣な表情を浮かべながら話し始めた。

エディだけでなく、マックスを盲目にさせ、全身の身体を折り、昏睡状態にまでさせたヴェクナ。その一連の行動への反省の言葉を視聴者に伝えるため動画に出演したというバウアーは、多くの視聴者が僕に怒っているのは知っています。ただ、僕が謝りたいと思っているのは、皆さんに対してだけではありません」と切り出した上で、ジョセフ・クインの名前を呼んだ。そう、バウアーはエディにふんしたジョセフに直接謝りたかったのである。

バウアーが視聴者に説明しているところを横切り、彼のことを睨むように見ていたジョセフは、彼の呼びかけに対して、やあ」とフランクに返す。「事態は本当に複雑になってしまった」と言いながらバウアーは、ジョセフの肩を優しく触ると、「触らないで」と彼から冷たくあしらわれてしまう。するとバウアーは、ジョセフにエディとチアリーダーのクリッシーの命を奪ってしまったことを後悔していると打ち明け、スタンド花を彼に手渡した。

僕の謝罪を受け入れてくれることを願います。ほかにも何かできることがあれば言ってください」と許しを求めるバウアー。触られることに拒絶反応さえ示していたジョセフだが、「気に入った、ぜんぜん大丈夫だよ」とさらっと謝罪を受け入れ、そのままスタンド花を持ち帰っていく。

そのあまりの軽い感じに少し戸惑いをみせるバウアーだが、最後に再び「ありがとう、ジョセフ。君は本当に優しい方です。そして皆にももう一度謝罪させてください。家に帰ってから自分のしたことをあらためて考えてみますね」と、謝罪と感謝の言葉を告げるのだった。

とにかく温度差の激しいふたり。そんなバウアーとジョセフによるドラマでは観られない微笑ましい会話に思わず笑ってしまうだろう。

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は独占配信中。

Writer

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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