スティーヴン・キング、「ストレンジャー・シングス」シーズン4に不満? ─ 製作側も反応

ホラー小説界の巨匠として知られるスティーヴン・キングが、遂に配信開始となった「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)シーズン4に不満を抱いている……?
「ストレンジャー・シングス」シーズン4では、前3シーズンとは異なる配信形式が採用され、Vol.1とVol.2の2部作構成となった。これはコロナ禍の影響による製作遅延が主な原因とされている。一方、シーズン4 Vol.1はNetflixオリジナルシリーズとして史上最大のプレミア週末視聴時間を打ち立てるという大ヒットぶりだ。
そんなシーズン4について“物申した”のがスティーヴン・キング。ホラー/スリラー作品のご意見番として知られるキングは、いつものごとくTwitterで観た感想をシェア。「『ストレンジャー・シングス』の新シーズンは、前3つと同じくらい、もしくは超えてきたくらい良いですね。『キャリー』っぽさもありましたし」と綴っている。絶賛に近いコメントだが、それでは何が不満なのか?キングは感想の後に、こう続けている。
「このシーズンはこれで全部?それか、これも2部作に分かれているの?個人的にはイケてないなって。」
きっとキングは、他のファンと同じように物語の続きが気になって仕方がないのだろう。この不満は製作側にとっては褒め言葉だ。「ストレンジャー・シングス」は、脚本家チームのTwitterアカウントを通して、キングのコメントにリプライしている。
「スティービーおじさん、ごめんなさい。8話と9話はまだ完成していなくて。できるだけスピードを上げて作業していますからね!楽しんだようで何よりですし、めちゃくちゃ細かい『キャリー』要素にも気づいてもらって嬉しいです」。
Sorry Uncle Stevie, 8+9 aren’t done yet, but we’re working as fast as we can! Glad you’re enjoying and that you picked up on our super subtle Carrie riff 😜
— stranger writers (@strangerwriters) June 1, 2022
ちなみに、やり取りで言及されている『キャリー』とは、1976年に公開されたキングの同名小説を原作としたホラー映画。シーズン4では、第2話『ヴェクナの呪い』のワンシーンで『キャリー』にオマージュが捧げられているのだ。“スティービーおじさん”は余裕で分かったようだが、みんなも気づいたかな?
「ストレンジャー・シングス」シーズン4 Vol.1はNetflixにて配信中。
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