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スタローン、AI若返りで過去の『ランボー』演じる前日譚の構想あった ─ 「もうAIは高度になってるし、それほど突飛な話じゃない」

シルベスター・スタローン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/7588423560/

シルベスター・スタローン代表シリーズ『ランボー』には現在、若きジョン・ランボーを描く前日譚映画が進行中だ。スタローンは関与せず、ランボー役は実写版『ストリートファイター』ケン役で注目のノア・センティネオが演じる。

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スタローンがランボーを演じたのは2019年の『ランボー ラスト・ブラッド』に至るまでの全5作。まもなく80歳に突入するスタローンだが、実は彼にも自身が若きランボーを演じる前日譚企画の構想があったという。AIを駆使して、自身を若返らせるというアイデアだ。

「みんなからは、頭がおかしいと言われた」と振り返るスタローンだが、最新のAI技術を用いれば、決して不可能なことではないと考え、実際に売り込みも行っていたという。「AIはもう洗練されていて、サイゴン時代の18歳の彼を描けるし、基本的に同じ画像を使えるほど高度になっている。だから、それほど突飛な話じゃない」。

AIによる“若返り”を使用した映画にはすでに先行事例がある。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)ではハリソン・フォードが、『HERE 時を越えて』(2024)でもトム・ハンクスやロビン・ライトが時代を遡った。

同時にスタローンは、前日譚映画でランボーを演じ直すセンティネオについて「本当に、本当に大変ですよ。彼は素晴らしい仕事をしてくれるかもしれないが、でも乗り越えなくてはいけない」と思慮。「僕も『追撃者』(2000)で経験した」と語っているが、これはスタローンが名優マイケル・ケインの映画『狙撃者』(1971)をリメイクした時の苦労を踏まえたものだ。「みんなオリジナル版が好きだ。そうなると、そういう偏見と常に戦うことになる」と、スタローンは経験談を語る。

さらにスタローンは、もう一つの代表作である『ロッキー』の舞台裏を描く映画『I Play Rocky(原題)』についても、「(ニュースで)読んだときは衝撃を受けました。全く関与していないから」と驚きを語っている。『I Play Rocky』 は『グリーンブック』(2018)ピーター・ファレリー監督がメガホンを取る企画で、スタローンが『ロッキー』と共にいかに成功したかを描くというもの。

「僕がやったものだから、もしかしたら参加して、何かアドバイスを与えることもできたかもしれなかった」と望んだスタローンだが、その当時すでにピーター・ギャンブルによる脚本が完成済みとの報道であったため、結局関与することはない様子だ。

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Source:The Playlist

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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