「スタン・リー通り」ニューヨーク・ブロンクスに誕生へ ─ 市議会が提案を承認、故人の名誉称える

マーベル・コミックをはじめ、アメリカン・コミックの巨匠として知られる故スタン・リーの名前を冠した通りが、ニューヨーク・ブロンクスに誕生することになりそうだ。
米New York Postによると、ニューヨーク市議会は、ブロンクスにある「ユニバーシティ・アベニュー」の、ブラント・プレイスと176ストリートの間にあたる区間に「スタン・リー通り(Stan Lee Way)」との名称を付加するという提案を承認した。今後、ビル・デブラシオ市長による承認を得て、正式に「スタン・リー通り」が誕生することになる。
かつて、スタンはブロンクスのユニバーシティ・アベニューの延長上に住まいを構え、デウィット・クリントン・ハイスクールに通学していた。いわば、ブロンクスはスタンにとっても“ゆかりの地”というわけだ。
2018年11月にこの世を去ったスタン・リーは、スパイダーマンやX-MEN、アイアンマン、ソーなどマーベルの有名ヒーローを数多く生み出した。常に時代や社会を照らし出すキャラクターとストーリーで多くの読者に愛され、名実ともにアメコミ界の“レジェンド”として親しまれたクリエイターである。マーベル・シネマティック・ユニバース作品をはじめ数多くの映画にカメオ出演し、コミックファン以外にも顔と名前を知られる存在となっていた。
なお2019年5月には、功績を称えるスタン・リー像をニューヨークに設置したいとの署名活動がオンラインで実施されていることもお伝えしている。2019年7月25日時点で署名者数は12万8,000人を突破しているが、目標は15万人とのこと。詳しくは以下の記事をご確認いただければ幸いである。
Sources: New York Post, FOX 5