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『スター・トレック』映画第4作、まだ企画は生きていた

スター・トレック
Photo by Eva Rinaldi https://www.flickr.com/photos/evarinaldiphotography/8675254818/ Remixed by THE RIVER

J・J・エイブラムス製作、映画『スター・トレック』第4作(タイトル未定)の企画がまだ生きていることがわかった。以前、脚本開発に参加していたリンジー・アンダーソン・ビアーが明らかにした。

2022年2月、米パラマウント・ピクチャーズは『スター・トレック』(2009)に始まった「ケルヴィン・タイムライン」のシリーズ第4作を正式発表。クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、サイモン・ペッグ、ジョン・チョーらキャスト陣が復帰する計画で、2022年末に撮影を開始する予定だった。

ところが8月下旬、監督に就任していたマット・シャックマンが、マーベル映画『ファンタスティック・フォー(原題)』のために降板。10月には公開予定が正式撤回されていた。パラマウント側は監督後任者を決定し、企画を再始動する意向と伝えられたが、その後の動きは報じられていなかった。

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もっとも米Colliderの取材に対し、リンジーは「(第4作は)まだ軌道に乗っています」と発言。自身は『ペット・セメタリー』(2019)の前日譚映画『ペット・セメタリー:ブラッドラインズ(原題)』を監督するために企画を離れざるをえなかったが、「大好きなプロジェクトで、離れるのはつらかった。関わっている皆さんのことも大好きです」と語った。

また、同じく離脱したシャックマン監督も、「彼らは私が関わっていた当時の企画を今でも継続していると思います」とのコメントを寄せた。これらの発言から推測するに、リンジーとシャックマンはなんらかの形で企画の現状を伝え聞いているのだろう。

『スター・トレック』第4作については、クリス・ヘムズワースの復帰計画が断念され、その後はクエンティン・タランティーノやノア・ホーリーが企画開発を行っていたものの、いずれも実現には結びつかなかった。シャックマン監督が降板し、企画が撤回されたのち、ジェームズ・T・カーク役のクリス・パインは「このシリーズは呪われている気がする」と発言していたほどである。

2023年5月から始まった全米脚本家組合のストライキは、映画製作者協会(AMPTP)との新契約に関する暫定合意を受け、現地時間の2023年9月27日(水)午前0時1分付けで正式に終結する。『スター・トレック』第4作も、再び積極的に動き出すことを期待したい。

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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