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『スター・トレック』映画版、スピンオフ企画が存在か ─ サイモン・ペッグ、次回作の出演は「分からない」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ベンジー役俳優 サイモン・ペッグ インタビュー
©THE RIVER

映画『スター・トレック』シリーズでスコッティ役を演じているサイモン・ペッグが、シリーズの今後についてインタビューで語った。

J・J・エイブラムスが2009年に再起動した『スター・トレック』の映画シリーズは、ただいま新作映画2作品が進行中と伝えられている。詳細は不明だが、ひとつは「FARGO/ファーゴ」(2014-)「レギオン」(2017-2019)を手がけたノア・ホーリーが脚本・監督を務めるシリーズ第4作、そしてもうひとつは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)を発表したばかりのクエンティン・タランティーノによる新作映画であるとの説が有力だ。もっとも、タランティーノは『スター・トレック』からの離脱を検討しているようで、そちらの企画存続は不透明な状況といえる。

ペッグは今回、タランティーノ版については「僕が知るかぎり、まだどうなるかは分かりません。タランティーノが次に何をやりたいかによります」とのこと。また、ノア・ホーリー版については「何も知らない」とコメントした。

「ノア・ホーリーが『スター・トレック』の何かを書く、それはすごく楽しみにしています。すばらしい作家だし、いつも面白い作品を作っていますよね。僕たちが関わるかどうかも分かりません。ノアの作品が『スター・トレック4』になるとも限らないと思います。」

2019年11月の報道によれば、ホーリーによる『スター・トレック』第4作は、2009年版から継続されてきた「ケルヴィン・タイムライン」の流れを汲む作品となり、過去3作品の主要キャストも続投する見込みだとされていた。しかしながら、現時点でペッグのもとに出演の話は届いていないようだ。ひとまずは続報を待つことにしたい。

なお、ペッグは「いくつかスピンオフの話もありますし、またユニバースに戻れたらうれしいですね」とも語っている。この“スピンオフ”が何を指しているかは不明だが、ホーリー版&タランティーノ版以外の『スター・トレック』が作られる可能性があるということだろうか。すると、新作映画は2作品に限ったことではなさそうだが……。

とはいえ、ペッグは先日タランティーノ版について「宇宙版パルプ・フィクションにはならない」と発言したところ、タランティーノ本人から「宇宙版パルプ・フィクションになる」と訂正されたことも記憶に新しい。当時、タランティーノは「何も知らないのに、さも知っているかのようなコメントをする」と苦言を呈していたが、ついにペッグは「いつも適当なことを言っちゃって、トラブルに巻き込まれるんですよ」と認めている。ということで、まずは話半分に考えておくのが良さそうだ。

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Source: Gold Derby

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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