生粋の『スター・ウォーズ』狂に贈る、スター・ウォーズ的朝食のすゝめ
皆さん、朝食はきちんと食べているだろうか?
ちなみにぼくはと言えば、わりときちんと食べる派で、以前は洋風スタイルの朝食、つまりパンとコーヒーがメインだったが、最近はすっかり和風スタイルの、つまり米と味噌汁がメインとなっている。いちおうこれでも、日本人なので。まあ、今でも時々には、パンとコーヒー、あるいはフレンチトーストなども食すけれどね。
しかしかつては、ずいぶんと幼い頃から馴染み親しんだアメリカ映画の大いなる影響により、ながらく、パンとスクランブルエッグとスーパークリスピーなベーコンと、コーヒーとオレンジジュースというのが、王道のブレックファーストだと信じてやまなかった。特に『ツイン・ピークス』(Twin Peaks)のグレート・ノーザン・ホテルでの、クーパー捜査官が注文する朝食メニューなどは、まさにあれは完全無欠である。

さて、話がそれたが、きょうはとある映画にまみれた朝食スタイルのすゝめである。福沢諭吉に倣ってあえて「すゝめ」と言わせていただく。(まあどうでもいい話だけれど。)
その映画とはもちろん、壮大なるスペース・オペラにして、みんなの愛してやまない『スター・ウォーズ』(Star Wars)である。
そして今回の朝食はもちろん、洋風、とくに米国スタイルを意識して提案したい。
朝起きる、グットモーニングである。さてブレックファーストの準備を始めるのだが、まずはサイドメニューから始めよう。サラダ用の野菜や果物などを切らなければならない。あるいはベーコンを切らなければならないかもしれない。はい、そんな時にはこれ、「Star Wars Death Star Wooden Cutting Board」、スター・ウォーズ的デス・スター木製まな板である。
Star Wars Death Star Wooden Cutting Board | ThinkGeek
ここでデス・スターの概要を簡潔に。
デス・スターとは、銀河帝国軍の保有する超大型の軍事用バトル・ステーションである。直径はなんと約120kmにも及び、オルデラン級の惑星、つまり我が地球と同規模の惑星を一撃でボンと破壊することが可能な「スーパーレーザー」を搭載している。また、敵艦隊による攻撃からの防衛対策として、約数百機の艦載機と各種ターボ・レーザー砲により武装している。
では続いて、デス・スター木製まな板の概要を簡潔に。
寸法は9.1 × 10のマイナス18乗パーセク、つまり約23cm × 25cm。重量は1.5ポンド、つまり約680グラムである。素材は環境に優しい純木製であり、手洗いのみに対応、食器洗浄機などは避けていただきたい。また電子レンジにも対応はしていない。お値段はなんと、29.99ドル。
Star Wars Death Star Wooden Cutting Board | ThinkGeek
ではこのデス・スター木製まな板で、アップルなり、キューカンブァなりトマトなり、あるいはバンサの肉なりを切ってゆこう。ちなみに、「私はどっちかというと共和国側なんだけど・・・」という方にはこちら、「Star Wars Millennium Falcon Wooden Cutting Board」、ミレニアム・ファルコン木製まな板というチョイスも可能である。お値段はなんとセール中で、14.99ドル!
Star Wars Millennium Falcon Wooden Cutting Board | ThinkGeek
さて次に、今回のブレックファーストの主食、トーストの準備をしなければならない。はい、そんな時にはこれ、「Star Wars Darth Vader Toaster」、スター・ウォーズ的ダース・ヴェイダー・トースターである。
Star Wars Darth Vader Toaster | ThinkGeek
では、ダース・ヴェイダーの概要を簡潔に。
ダース・ヴェイダーとは、『スター・ウォーズ』シリーズに登場するシスの暗黒卿であり、かつてジェダイの騎士だったアナキン・スカイウォーカーの後の姿である。単純な戦闘能力で言えば最強のフォースの持ち主だとされているが、ジョージ・ルーカスによれば、それはオビ=ワン・ケノービとの決闘で敗れて大火傷を負いサイボーグになる前の五体満足な状態でのことだそうである。
では続いて、ダース・ヴェイダー・トースターの概要を簡潔に。
このトースターはブレッドだけではなくイングリッシュ・マフィンやワッフルなどにも対応可能、そしてトーストした片側になんと「Star Wars」の刻印を焼き付けてくれるというスグレモノである。一度に二枚同時トースト可能で、再加熱、解凍、およびクイックストップ機能を搭載している。スイッチオフは自動でも手動でも可能で、またパン屑のトレイが取外し可能なため、お手入れも簡単。外装の材質はプラスチック、重量は約4.1ポンド、つまり1.9キログラムで、寸法は12 × 10.7 × 8.4、つまり30cm × 27cm × 21cmとなっている。お値段はなんと、49.99ドル。
Star Wars Darth Vader Toaster | ThinkGeek
これでもう、毎日のSW的トーストにはまったく不自由をしない。またもし、「ぼくは朝の主食はワッフルと決めてるから、ワッフルに特化したスター・ウォーズなブレックファーストにしたいよ!」という方には、このような選択肢もある。はい、こちら、「 Star Wars Death Star Waffle Maker」、スター・ウォーズ的デス・スター・ワッフル・メーカーである。お値段はなんと、39.99ドル。
Star Wars Death Star Waffle Maker | ThinkGeek
さて、最後に、ブレックファーストに無くてはならない飲み物、コーヒーを用意しなければならない。はい、そんな時にはこれ、「Star Wars R2-D2 Coffee Press」、スター・ウォーズ的R2-D2コーヒー・プレスである。
Star Wars R2-D2 Coffee Press | ThinkGeek
ではR2-D2について、その概要を簡潔に。
R2-D2(アールツーディーツー)とは、『スター・ウォーズ』シリーズに登場する宇宙用アストロメク・ドロイドであり、アールツー(R2)という愛称でも呼ばれる。ちなみにC-3PO(シースリーピーオー)とは旧知の親友でもある。高度な電子頭脳を持ち、宇宙船などの操縦や修理、ソフトウェア航法ナビゲート・機関制御、暗号解読、クラッキング、ホログラム映像の再生録画と送受信および転送、膨大な容量を誇るメモリー・システムなどなど、あらゆる機能を兼ね備えた優秀なドロイドである。また宇宙空間、灼熱の砂漠、極寒の雪原、水中など、広範囲な環境フィールドに適応できるように設計されている。
では続いて、R2-D2コーヒー・プレスの概要を簡潔に。
容量は32オンス、つまり約946mlで、材質はBPAフリーのプラスチックハウジング、本体はガラス、食品グレードのステンレス鋼プランジャとフィルタアセンブリという仕様になっている。重量は1.5ポンド、つまり約680グラム。ガラスのデカンタは取り外し可能で、食器洗浄機にも対応、しかし電子レンジには対応していない。お値段はなんと、39.99ドル。
Star Wars R2-D2 Coffee Press | ThinkGeek
いかがだろうか、これでもう、あなたの毎日のブレックファーストは、スター・ウォーズそのものである。
この他にも、今回はご紹介出来なかったが、「Millennium Falcon Serving Platter」(ミレニアム・ファルコン皿)、「Star Wars X-Wing Knife Block」(X-ウイング包丁スタンド)、「Star Wars R2-D2 Measuring Cup Set」(R2-D2計量カップセット)、「Star Wars R2-D2 & C-3PO Ceramic Bowl Set」(R2-D2とC-3POの仲良しセラミックボウルセット)、「Star Wars Droid Salt & Pepper Shakers」(ドロイド型ソルト&ペッパー・シェイカー)、「Star Wars R2-D2 Bowls – Set of 4」(R2-D2ボウル四個セット)などなど、など、SW的ブレックファーストを盛り上げるアイテムは、ギャラクシーな数ほどある。
ちなみに以下は「R2-D2計量カップセット」の紹介動画である。
な〜るほど、そうやって使えるのね。
ぜひこの機会に、朝はゆっくりと余裕を持って、『スター・ウォーズ』を鑑賞しながらの、スター・ウォーズにまみれた朝食の時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
さて最後の最後になってしまったが、SW的朝食のすゝめの究極系といえばやはり、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(Star Wars Episode IV: A New Hope)における、あのタトゥイーンでの食事シーンを再現するに限るのではないかと、個人的には思う、一気に方向性が変わる話ではあるが・・・。
ルーク・スカイウォーカーが、叔父のオーウェン・ラーズと叔母のベルー・ホワイトサンと共に食事をしながら、「おいジジイ、おれもアカデミーに行かせろよ!」と言っている、例のあのシーンである。

あれは朝食というよりは、どちらかと言えば昼食ではないのかと思うのだが、それはさておき、スター・ウォーズにおける貴重で希少な食事シーンである。メニューの内容は劇中では一切触れられていないし、趣としては映画『エイリアン』での、クルーたちの食事シーンにみられるような宇宙食的なものに感じる。唯一ぼくが知り得る情報としては、みんなが飲んでいる青白色をした飲み物が、バンサのミルクだということのみである。
How to be Star Wars ready, delicious. style – News + Articles – delicious.com.au
あれは「ブルー・ミルク」、別名「バンサ・ミルク」ともいい、雌のバンサの青い色をした乳だそうである。ちなみに『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(Star Wars Episode I: The Phantom Menace)の中でも、確かパドメ・アミダラが幼き日のアナキン・スカイウォーカーに食事を運ぶシーンで登場していた気がする。
まあそんなこんなで、タトゥイーンのラーズ家での、あの謎の多い食事を再現するのは大いに困難だろうけれども、それでも何とか自分なりに再現して、ルークの悶々とした気分を思い浮かべながら朝食を取ってこそ、まさに正真正銘、生粋のスター・ウォーズ狂であると言えよう。好きだと言うからにはそこまでしてこそだものね。
というわけで、これをぼくなりの勝手な「SW的朝食のすゝめ」と、させていただこう。
バンサのミルクくらいなら、ぼくでも再現できるな、たぶん、よし、まずはバンサを探しに行こうっと。