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【新情報多数】『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』米VANITY FAIR誌が特別記事を公開!明かされた新キャラ、新舞台

最後のジェダイ

鮮やかなマジェンタ色の衣装と髪色が印象的な女性キャラクターを演じるのは、ベテラン女優ローラ・ダーン。明かされた所によると、役名は”Vice Admiral Amilyn Holdo”…、カタカナ表記にするならば”アミリン・ホルド中将”といったところだろうか。VANITY FAIRの別記事によると、彼女はレジスタンスの上層位にある”人間”だそうで、目を引くヘアスタイルおよびヘアカラーは、彼女の文化教養的背景に由来するのだという。

“金持ちのクソ野郎”が集まるカジノの街

『最後のジェダイ』よりレジスタンス側のキャラクターとして新たに加わるローズ・ティコは、劇中でも主要なキャラクターのひとりとして登場するとされる。ほぼ無名のケリー・マリー・トラン演じるローズは、フィンと共にとあるミッションに挑むという。

同記事が更に明かしたところによると、その舞台となるのはライアン・ジョンソン監督が新たに創造した綺羅びやかなカジノの街、”Canto Bight”。監督はこの街を実に豊かな比喩で表現しており、”スター・ウォーズ版モンテ・カルロ”とも言えば”若干ジェームス・ボンド感”、また”若干『泥棒成金』感(注釈:1955年のアメリカ映画)”とも例え、イマジネーションを刺激してくれている。監督にとって、スター・ウォーズにおける”ラグジュアリーさと富”を表現するというチャレンジであったようだ。更に監督の言葉を借りると、Canto Bightは”ウルトラ・グラマー”で、”金持ちのクソ野郎”のための”プレイグラウンド”なのだという。

相当ゴージャスでギラギラした街になりそうなCanto Bightが『最後のジェダイ』に用意されたのには必然性もある。同作は全体を通してダークでヘヴィなトーンになるため、「今作を悲壮で重たい映画にしたくなかった。だからひとつでもユーモアの感覚を残しておきたいとかなり努力したんだ」と監督は続けている。

キャリー・フィッシャーに捧ぐ

VANITY FAIRのカバー・ストーリーは、その大部分を割いてレイア役キャリー・フィッシャーのエピソードを伝えている。『最後のジェダイ』の撮影をすべて終えていたキャリー・フィッシャーは、2016年12月23日、ロンドンからロサンゼルスへ向かう飛行機内で心臓発作を起こし、緊急入院。一時は容態が回復したと伝えられていたが、同月27日に急逝。『最後のジェダイ』を迎えられなくなってしまった。

ルーカス・フィルム社長であり製作総指揮を執るキャスリーン・ケネディは、「(『最後のジェダイ』の)撮影が終わるとすぐ、彼女が私を捕まえて言ったんです」と述懐する。

「”エピソード9″では最前線で頑張るからね!”って。なぜなら、”エピソード7″ではハリソン(・フォード)が、”エピソード8″ではマーク(・ハミル)が主要な役だったから。エピソード9では自分が頑張る、そう考えていたのでしょう。そうなるべきでしたね。」

『最後のジェダイ』では、『フォースの覚醒』よりもさらに重要な役回りを演じるキャリー・フィッシャーについては、共演者からの思い出話が絶えない。いくつかのシーンを共にしたオスカー・アイザックポー・ダメロン役)はユニークなエピソードを語っている。

「キャリーが僕をビンタするシーンがあるんだ。たぶん27テイクは撮ったと思うんだけど、キャリーは毎回前向きにやっていてね。僕をはたくのを楽しんでいたよ。」

2017年で公開40周年を迎えるスター・ウォーズだが、第一作『新たなる希望』よりヒーロー・ヒロインとして彼女と共演してきたマーク・ハミルにとって、キャリー・フィッシャーとは兄妹のような間柄であろう。1951年生まれ、2017年時点で65歳になるマーク・ハミルは、生前のキャリーと”死”の予感を語ることがあったという。ふたりは、『トム・ソーヤーの冒険』のお気に入りのエピソードを引き合いに出して、こう話していたそうだ。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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