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「スタートレック」ウィリアム・シャトナー、自分のカーク船長を観たことがない「すべてが耐え難い」

ウィリアム・シャトナー William Shatner
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28614288705

ポップカルチャーにおけるアイコン的キャラクターである「スタートレック」シリーズの主人公ジェームズ・T・カーク船長。近年では、J・J・エイブラムス版『スター・トレック』シリーズでクリス・パインが演じたことが記憶に新しいかと思うが、カーク船長役といえば初代を務めたウィリアム・シャトナーを思い浮かべる人が多いだろう。

シャトナーは、シリーズの興りであるテレビシリーズ「宇宙大作戦」(1966-1969)や、1979年に始まる映画シリーズ6作などで、カーク船長を演じてきた。長年にわたってカーク船長の銀河ストーリーを世界中に届けてきたわけだが、シャトナー自身はというと、ある理由から「スタートレック」での自分の演技をほとんど観たことがないのだという。

この新事実を明かしたのは、シャトナー本人。「スタートレック」シリーズからは現在も新たな作品が続々と発表されている中で、米Peopleより「最後に『スタートレック』を観たのはいつですか?」と訊かれたシャトナーは、「観たことがないんです」とまさかの回答を繰り出した。「知らないエピソードや映画はたくさんあります」と話している。

その一方で、映画シリーズ第5作『スタートレックV 新たなる未知へ』(1989)では、観ることを余儀なくされてしまったというシャトナー。「5作目では監督も担当しましたから、観なきゃいけなかったんです」と、これは例外と考えているようだ。

そうなると事実上、シャトナーがカーク船長に扮した自身の演技を観たのは、数ある作品のなかで1作のみということになるが、そこまでして観ないのは、一体どんな理由からなのか?シャトナーはこのように語る。「すべてが耐え難いんです。自分の見た目だったり、やってることだったりが好きじゃないんですよ」。

自分の演技を観たことがないというのが、「スタートレック」シリーズに限ったことなのかは定かでない。60年以上に渡る俳優人生の中で、シャトナーが出演してきた作品は数しれない。最新作は、映画『スタートレック』シリーズ第3作『スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!』(1984)で共演したクリストファー・ロイドとの再タッグ作『Senior Moment(原題)』。同作では、NASAの元試験操縦士を演じており、公開された劇中映像では愛車のポルシェを爆走させる姿を見せている。盟友との再タッグとあり、シャトナー本人にとっても感慨深い作品となっていそうだが、自分の演技は観ないという姿勢を貫くのだろうか…?

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Source: People

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。