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ドクター・ストレンジ、『アベンジャーズ』次回作に登場せず ─ 『ドクター・ストレンジ3』準備中、ベネディクト・カンバーバッチ明かす

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
© 2022 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)新たなクロスオーバー大作として控える『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』に、ベネディクト・カンバーバッチによるドクター・ストレンジは登場しないことが明らかになった。カンバーバッチが米Varietyに明かした。

「これってネタバレかな?まぁいいや!」としながら、カンバーバッチはストレンジが2026年公開予定の『ドゥームズデイ』を欠席すると告白。大物ヴィランの征服者カーン役のジョナサン・メジャースが逮捕に伴って解雇されたことを受け、物語に変更が生じたためという。

「キャラクターがストーリーの一部分にそぐわなくなった」と語るカンバーバッチによれば、2027年予定の続編作『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』では、ストレンジの出番が「大いにある」とのことだ。

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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
© 2022 MARVEL

『ドゥームズデイ』はもともと『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』とのタイトルで、征服者カーンの本格的な脅威が描かれるはずとなっていた。このヴィランはマルチバースに無数の変異体が存在する存在で、映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)で映画初登場。将来的な再登場が明確に予告されていた。メジャースの解雇後、キャラクターの進退については明らかになっていない。

当初は『クアントマニア』ジェフ・ラブネスが脚本を執筆していたが、離脱して『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)や「ロキ」(2021-2022)のマイケル・ウォルドロンが就任。監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)デスティン・ダニエル・クレットン監督から『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟へ交代となっている。

なおストレンジは、前作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のラストで描かれた出来事以来、行方がわかっていない。次なる単独作の正式なアナウンスはまだだが、この度カンバーバッチは第3作の到来を予告。「彼は物事の行末を左右する存在」と再びの活躍を仄めかした。

カンバーバッチは「彼ら(スタジオ)は、次にどこへ向かうかの話し合いに非常にオープンです。次回作の執筆と監督を誰に依頼したいか?コミックの伝承のどの部分を掘り下げて、ストレンジを進化し続けさせたいか?」と続けていることから、企画はまだ初期段階にあると見られる。「彼は演じる上でとても深みあるキャラクターです。複雑で、矛盾を抱えていて、問題もある人間で、並外れた能力の持ち主である。だから、いじくり回すポテンシャルが高いんです」。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ディズニープラスで配信中 © 2025 Marvel

サノスとの戦いでは、無数の未来視を行うストレンジが戦局におけるキーパーソンとなった。マルチバース・サーガと呼ばれるMCU最新章でも、ストレンジは独自の冒険によって脅威の全容とその対処法を突き止め、『シークレット・ウォーズ』で状況打開の切り札として満を持して登場することになるかもしれない。

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©︎THE RIVER

『アベンジャーズ:ドゥームスデイ』は2026年5月1日US公開予定。ドクター・ストレンジが合流する『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』は2027年5月7日全米公開予定。

Source:Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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