「ストレンジャー・シングス」最終シーズン、ついにウィルが「中心的な役割」果たす

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)の最終となるシーズン5では、ウィルが重要な役割を担うことになりそうだ。クリエイターのひとりであるロス・ダファーが、ウィルの心の成長は「シリーズ全体を結びつけるだろう」と予告している。
この記事には、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のネタバレが含まれています。
ウィル・バイヤーズ(ノア・シュナップ)といえば、「ストレンジャー・シングス 」における物語の発端となったキーパーソンだ。シーズン1ではウィルの失踪事件が焦点となり、彼の友人であるマイク(フィン・ウルフハード)&ダスティン(ガテン・マタラッツォ)&ルーカス(ケイレブ・マクラフリン)が謎の超能力少女・イレブン(ミリー・ボビー・ブラウン)と協力し、“裏側の世界”にとらわれたウィルを助けるため奮闘する様子が描かれた。
しかしウィルは失踪していたため、シーズン1での出番はほとんどなし。シーズン2では登場時間が増えたものの、“マインド・フレイヤーのスパイになる”という残念な役回りに。シーズン3では大した役割を与えられず、シーズン4ではマイクに好意を寄せる姿が描かれるも、戦いにおいて活躍の場はなかった。したがってファンからは、ウィルというキャラクターが十分に活かされていない、といった批判の声もある。
ところがシーズン5では、ついにウィルの活躍が期待できそうだ。米Varietyによるノア・シュナップへのインタビューでは、ロス・ダファーの以下の発言が紹介されている。
「ウィルはシーズン5で再び中心的な役割を果たします。彼のこの感情的な変化(emotional arc)は、上手くいけばシリーズ全体を結びつけることになるでしょう。ウィルは若くて、内向的で、誰かに守ってもらうという立場に慣れています。よって、彼の旅路の一部となるのはセクシュアリティだけではなく、青年として本領を発揮することなのです。」
ちなみに今回のロスの発言は、以前ウィル役シュナップが米Forbesに語った内容と一致している。「これからの展開がとても楽しみです。今シーズン(シーズン4)、彼ら(制作陣)はウィルのキャラクターに対して素晴らしい仕事をしたと思う。物語はウィルと共に始まり、ウィルと共に終わるのです」。
なお、シーズン5の撮影は2023年の夏に開始予定だったが、5月に始まった全米脚本家協会(WGA)のストライキの影響で無期延期に。7月には全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)も加わりダブルストライキが続いているため、いつ制作再開されるかは未知数だ。
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