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ウィノナ・ライダー、「ストレンジャー・シングス」が描く80年代の正確性をチェックしていた

ストレンジャー・シングス
STRANGER THINGS. (L to R) Winona Ryder as Joyce Byers and Brett Gelman as Murray Bauman in STRANGER THINGS. Cr. Courtesy of Netflix © 2022

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)といえば、80年代のSF・ホラー映画へのオマージュがふんだんに盛り込まれ、当時の世界観を味わえるのも魅力の一つだ。1983年を舞台にスタートした同シリーズは、新章シーズン4で1986年に突入。忠実に再現した80年代アメリカはクリエイターのダファー兄弟によるこだわりの賜物であるが、実はジョイス役のウィノナ・ライダーも時代考証に一役買っているようだ。ホッパー役を演じるデヴィッド・ハーバーは、ライダーが脚本の歴史上の誤りを指摘することがあると、米Harper’s BAZAARのインタビューで明かしている。

「彼女は頭の回転が速く、隅々まで目が届いているのは驚きです。ダファー兄弟に「この曲は85年に発表されたのに、83年に存在してしまってる」と指摘したんです。彼らが知らないような微細で小さなディテールを彼女はすべて知っていて、それを基に脚本を変えなければなりませんでした。」

1984年生まれのダファー兄弟だが、「ストレンジャー・シングス」の子供たちと同年代のころは1990年代だったため、本人たちいわく「どちらかといえば90年代の子供」。しかし、映画ファンになったきっかけは80年代の映画であり、この時代にノスタルジアを感じると米Netflix Queueに語っている。

一方、ライダーは1971年に生まれ、14歳の時に『ルーカスの初恋メモリー』(1986)で映画デビュー。その後『ビートルジュース』(1988)、『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1989)、『シザーハンズ』(1990)と着実にキャリアを拡大させ、80年代ポップカルチャーに深く関わってきた人物だ。映画やテレビから得た知識ではなく、当時のティーンエイジャーとして80年代にどっぷり浸かったライダーは、「ストレンジャー・シングス」の世界観を作り上げるのに大きく貢献しているに違いない。

Source:Harper’s BAZAAR,Netflix Queue

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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