「ストレンジャー・シングス」舞台化決定 ─ 『ハリー・ポッターと呪いの子』製作者が手がける

Netflixの大ヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」が舞台化されることがわかった。米Deadlineが報じている。
舞台版「ストレンジャー・シングス」は、シリーズの脚本・監督・製作総指揮を務めるダファー兄弟が新たに設立した製作会社・Upside Down PicturesがNetflixと共同製作するもの。ストーリーは「『ストレンジャー・シングス』の世界観と物語のなかで」描かれるというから、ドラマに基づくオリジナル・ストーリーとなる可能性が高そうだ。
プロデューサーは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を2016年の世界初演から手がけるソニア・フリードマン、『リトル・ダンサー』(2000)『愛を読むひと』(2008)などで映画監督としても知られる演出家のスティーブン・ダルドリー。脚本は「ストレンジャー・シングス」で製作・脚本を務め、シーズン4「第5章 ニーナ計画」を執筆したケイト・トレフリーが担当する。
現時点で企画の詳細はわかっておらず、キャスティング情報や、ドラマのキャラクターが舞台版に登場するかは不明。ダファー兄弟の関与についても詳細は不明だが、ふたりと共同でシリーズを手がけるショーン・レヴィの製作会社・21 Laps Entertainmentがアソシエイト・プロデューサーとして参加する。
「ストレンジャー・シングス」シーズン4は2022年5月27日にVol.1の配信が開始されるや、ユーザーの総視聴時間が1週間(5月30日~6月5日)で1.2億時間を突破し、ストリーミング・サービスの歴代記録を大幅に更新。7月1日にはVol.2の配信がスタートし、やはり世界的に大きな話題を呼んでいる。世界初演の暁には、『ハリー・ポッターと呪いの子』にも匹敵するプレミア・チケットとなりうるだろう。
なお、「ストレンジャー・シングス」は来たるシーズン5をもって完結予定。脚本は2022年8月から執筆され、配信は2024年になると予測されているが、舞台版がシーズン5と並行して進むのか、あるいはシリーズ完結後の本格始動となるのかも興行的には大きなポイントとなりそうだ。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は、シーズン1〜4まで独占配信中。
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Source: Deadline, The Hollywood Reporter