「ストレンジャー・シングス」の終わりは『トイ・ストーリー3』号泣ラストのよう?マイク役が卒業を語る

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)でマイク役を演じるフィン・ウルフハードが、シリーズ完結に対する切ない心情を、人気アニメ映画『トイ・ストーリー3』(2010)の号泣必至シーンになぞらえて語った。
「ストレンジャー・シングス」の最終章となるシーズン5の撮影は2024年1月8日にスタートし、約1年をかけて同年12月に終了。米Varietyのインタビューでウルフハードは、撮影最終日は「とても感動的だった」と振り返り、「僕の人生の10年間そのものでした。クリエイターのダファー兄弟も30歳から40歳になり、皆で長い道のりを共に歩みました。僕の子供時代のすべてがそこにありました」としみじみ。
シーズン1の撮影時に13歳だったウルフハードは、現在22歳となり、大人の俳優として成長。10代の思い出が詰まった「ストレンジャー・シングス」との別れを「『トイ・ストーリー3』で(アンディが)おもちゃ達を置いていくような瞬間でした」と表現し、「本当に特別な瞬間でした」と感慨深げに述べている。
『トイ・ストーリー3』のラストでは、大学に進学するアンディが、幼少期から日々を共にした大切なおもちゃ達を手放す。ウッディやバスたちとの尊い思い出を語りながら、アンディが次のライフステージに進んでいく瞬間は、シリーズと共に育った多くの観客の涙を誘った。
「ストレンジャー・シングス」からの卒業をアンディの心情に重ねたフルハードは、約1年にわたるシーズン5の撮影について「最後の1年は長かった」「『ロード・オブ・ザ・リング』のような1年がかりの撮影でした」とコメント。物語のラストについては「素晴らしい幕引きで、とても濃密な時間でした。これ以上ない素晴らしい終わり方だったと思います」と称賛した。
なお「ストレンジャー・シングス」の撮影終了日には、イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンも「みんなと別れる心の準備が出来ていない」と涙ながらに心情を明かしており、最終話の読み合わせでは多くのキャストが大泣きしたという。視聴者も最終話を目にしたら、キャストたちが抱いた寂しさを感じることだろう。

現在、ウルフハードは出演最新作『The Legend of Ochi(原題)』のプロモーション活動中。同作は「ストレンジャー・シングス」終了後に初めて宣伝する映画となり、「卒業後のような気分です。これから公開されるものすべてにワクワクしています」と語っている。
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン5はNetflixで2025年に配信予定、シーズン1~4は独占配信中。
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Source:Variety
Text:Kyoko、中谷直登