「ストレンジャー・シングス」シーズン4、なぜ2部作構成なのか? ─ 「毎週1話ずつ配信」ではない理由も

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)の新章、シーズン4はシリーズ初となる試みで、2部作として構成されている。Vol.1(第1話〜第7話)は2022年5月27日より配信されており、早くも大きな盛り上がりを見せているところ。きたるVol.2(第8話〜第9話)は、同年7月1日に登場だ。果たして、2部作構成とした理由は何だったのだろうか?
「ストレンジャー・シングス 」シーズン4は、2020年2月より撮影開始されていたが、コロナ禍の影響により一時中断となり、それから半年以上の中断期間を経て、10月に再開。1年半以上に渡り続いた撮影は、2021年9月頃に終了を迎えた。撮影終了以前から特報映像が定期的に公開されていたものの、製作陣の想いとしては、ファンに可能な限り早く本編を届けたかったのである。それが、シーズン4が2部作構成となった理由のひとつだと、The Hollywood Reporterのインタビューにてエグゼクティブ・プロデューサーのショーン・レヴィが明かしている。
シーズン3が配信となったのは、2019年7月のこと。それから約3年にわたり、ファンは新章を待ち続けていたのだ。「9つのエピソードまで間に合うとは思っていませんでした」と完成まで時間を要するとしながらも、「すでに世界中を待たせてしまっていましたから」とレヴィ。「7話まででも先に届けることができれば、満足のいく分岐点、そして報われる瞬間があると考えていたんです」と説明を続けている。
「ストレンジャー・シングス」はシーズン1からシーズン3まで全話一挙配信だった。シーズン4の配信形式として、2部作構成ではなく、Disney+などのように1話ずつ毎週配信していくという形式は検討しなかったのだろうか。「この作品にはあまりしっくりきませんでした。だから視聴者に、ボリューム満点の物語を先に提供できたのは本当に良かったです」と、レヴィは明かしている。
シーズン4ではフィナーレとなるシーズン5に向けて、これまで以上に裏側の世界の謎に迫った物語となっている。その詳細への言及は避けるが、エピソード7はシリーズの核心に迫る内容となっていた。ここで一旦休止が入ることに納得した視聴者も多くいるに違いない。もちろん同時に、Vol.2がさらに待ち遠しくもなっただろう。
なお、Vol.1が配信開始となったいま、シーズン4は残すところ2話となった。これらのエピソードはいずれも長編映画級の長さを誇っており、第8話は1時間25分、第9話は2時間30分にも及ぶと伝えられている。
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4:Vol.1は配信中。Vol.2は7月1日(金)より配信開始。
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Source:The Hollywood Reporter