『ホームカミング』でスパイダーマンにバク宙を頼んだ路上のアイツ、勝手にスピンオフ化?スタン・リーもカメオ登場

ツッコミが追いつかない。

映画『スパイダーマン:ホームカミング』に登場したモブ・キャラクターが、演じた本人によるスピンオフ企画で勝手に映像化される…かもしれない。その様子を追ったドキュメンタリー映像は、何故かハーレイ・ジョエル・オスメントや、まさかのスタン・リーもカメオ出演するという謎の豪華仕様。アメリカの人気番組『ザ・レイト・ショー』公開の映像を紹介したい。

彼の名はザック・チェリー。ザックが演じた…というより、ほとんどエキストラ出演に近かったキャラクターとは、路上でスパイダーマンを見つけてバク宙を頼んだ男だ。ザックは路上のトレーラーで屋台(現地ではストリート・ベンダーと呼ばれる)を営む男で、ビル屋上のスパイダーマンを見つけるなり「おーい!アンタYoutubeのスパイダー野郎だろ?」「バク宙してくれよ!」と叫んでいた。

ザックは「『スパイダーマン:ホームカミング』に出てからというもの、僕の人生はノンストップのジェットコースターみたいなもんだよ」と、その影響を語る。

「僕がスパイダーマンにバク宙を頼んだら、スパイダーマンはバク宙をしてくれた。だから事実上僕は劇中でスパイダーマンのボスだったってわけ。」

調子に乗った(?)ザックは、自身のスピンオフ映画『ストリート・ベンダー』を勝手に発表するため、ニューヨーク・コミコンの会場に乗り込んだ。カメラはこの無謀な男を追う。ザック・チェリーが考えたキャラクター”ストリート・ベンダー”とは、地球に生まれた人間の子で、毎日路上で屋台をだいたい11時くらいまで運営している。「このスピンオフは超フレッシュな情報だよ。まだ誰も知らない。マーベルも知らない。」

『スパイダーマン:ホームカミング』に出演し、スパイダーマンと絡んだことですっかり有名人気分のザックは、コミコン会場の人々に「僕のこと分かる?」と聞いてみたり、さも”お馴染み”と言わんばかりに「バク宙!バク宙!」と叫んで回るが、彼を知る者とは一向に出会えない。

ザックは自身のスピンオフ映画を実現するため、1,000万人分の署名を集めてマーベルに提出するという。会場の人々もよくわからないままにサインしていく中、映像に登場するのは『スパイダーマン』や『ヴェノム』のコミックを手がける伝説的アーティストのトッド・マクファーレン。アーティスト・アレイでのサイン会に紛れ込んだザックは、この大物から自身の映画のための署名用紙へのサインが欲しいのだ。トッドから「どんな映画なんだ?”トランスフォーマー・ミーツ・X-ファイル”みたいな、例えをしてくれ」と聞かれたザックは、「ホットドッグ・ミーツ・スーパーヒーロー的な」と謎解答。トッドは割と本気で困惑する。

その後、ザックは『ストリート・ベンダー』の物語に登場するサイドッキック(相棒キャラ)、ケチャップ・ボトルのダレンを紹介する。ストリート・ベンダーの唯一の友人であり、元特殊部隊のメンバーだが、現在は任務を離れているためケチャップ・ボトルになっているのだという。なるほど、わからん。

ザックはコミコン会場内の一角で、自身のパネル・イベントを勝手にスタート。持参したオリジナル脚本の山を取り出し、コロッサスのコスプレ姿の男を勝手に巻き込んで脚本の朗読を始める。サンドイッチを食べないとお腹が空いて死んでしまうという若者に、ターキー・バーガーを調理して食べさせるという、発想がアンパンマンの物語だ。

この映画をマーベルに売るためには、スターの力が必要だと考えたザックは、ハーレイ・ジョエル・オスメントに接触。ザックは、ハーレイにストリート・ベンダーの厄介な敵となる衛生指導員の役で登場してもらいたいという。ハーレイは「C評価だね」と、やんわりと断っている。

続いてザックが直撃したのは、『アラジン』(1992)イアーゴの声などで知られるコメディアンのギルバート・ゴットフリード。『ストリート・ベンダー』の構想を必死にプレゼンするが、ギルバートは「ひどいアイデアだね!」「スティーブン・スピルバーグに連絡しておくよ!」と適当にあしらって控室の扉を閉じてしまう。

 

そしてザックがいよいよ突撃してしまったのは、マーベルの編集スタッフが登場するパネル。質疑応答のチャンスを伺ってマイクを掴んだザックは、客席から『ストリート・ベンダー』の企画を実現してくれないかと直談判。「『スパイダーマン:ホームカミング』でストリート・ベンダーを演じたのは僕です」と名乗ると、会場からは笑いと拍手が巻き起こる。映像の最後には、スタッフから「メリー・ジェーンの新恋人候補だね」とコメントを貰うなど、ここでは上々の掴みを得た様子だ。

結局、コミコン会場で得た署名数は53。VTRが終わると『ザ・レイト・ショー』のスタジオに派手に登場し、『ストリート・ベンダー』の独占予告編映像を公開した。マーベルのロゴも含まれたいっちょ前の予告編映像だが、ケチャップ・ボトルのダレンの声には、どこかで聞き覚えが…?

『ストリート・ベンダー』は2018年か2019年のクリスマスに公開…かも?

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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