「メディア王 〜華麗なる一族〜」が映画化されたら「再演したい」とブライアン・コックス

2024年1月15日(現地時間)開催の第75回エミー賞で、作品賞・主演男優賞・主演女優賞など計6部門を受賞した人気ドラマ「メディア王 〜華麗なる一族〜」(2018-2023)(別名「キング・オブ・メディア」「サクセッション」)。シーズン4をもって完結したが、何らかの形で復活する可能性はゼロではないかもしれない。ローガン・ロイ役のブライアン・コックスは、もしも映画化されたら再演したいと考えているようだ。
本作は、世界的巨大メディア企業の経営者ローガン・ロイと子どもたちを軸に、骨肉の後継者争いをブラックユーモアたっぷりに描いた人間ドラマ。クリエイター・製作総指揮をジェシー・アームストロングが務め、『ドント・ルック・アップ』(2021)『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)のアダム・マッケイが製作総指揮として参加。『ザ・メニュー』(2022)のマーク・マイロッド監督&脚本家ウィル・トレイシーは本作から輩出された。
米Varietyによると、コックスは「メディア王」映画化のアイデアに前向きで、「いずれわかるでしょう。十分なクオリティで、(シリーズのクリエイターの)ジェシー・アームストロングが望むなら、私は出演するかもしれない」と語ったそう。もっとも、コックス演じるローガンはシーズン4前半で退場となったため、実現のハードルは少々高そうだ。
またコックスは、「この番組について、そしてジェシー・アームストロングについて私が気に入っている点は、賞味期限を過ぎないということ」と述べ、批評家・視聴者から大絶賛を浴びる中、シーズン4という比較的短いシーズンで完結させたことを称賛した。「多くのアメリカの番組は賞味期限を過ぎてしまう。私たちは視聴者を飽きさせなかった。常に、視聴者を満足させたいんです」。
ちなみに、以前ローマン・ロイ役のキーラン・カルキンは、いとこのグレッグ(ニコラス・ブラウン)を題材にしたスピンオフ案を出していたが、コックスはこのアイデアを一蹴。「ニック・ブラウンもやりたがらないでしょう。彼は本当にエキサイティングな別のプロジェクトに取り組んでいますからね」。
今後「メディア王」から新作が生まれるかはわからないが、クリエイターのアームストロングは以前、シリーズ終了後に寂しくなって「“リブートの準備はできているか?”と電話をかけるかもしれません」と語っていたことも。近い将来、ロイ家のその後を見ることはできるだろうか……?