新『スーパーマン』マントは撮影でもワイヤー仕込まず ─ 「立ち上がる時にどうしても踏んづけた」

新生DCユニバース『スーパーマン』の初予告編映像が公開された。全く新しくもあり、どこかリチャード・ドナー版のような懐かしさもある、新感覚の映像だ。
監督・脚本のジェームズ・ガンは、スーパーマンのコスチュームが原初持つ「馬鹿馬鹿しさ」を受け入れ、赤いパンツを採用し、カラーリングも明るいものとした。中でも象徴的となるのはそのマントだろう。スーパーマン役のデヴィッド・コレンスウェットの発言からすると、このマントは基本的に本物を使って撮影。形をよく見せるためのワイヤーも仕込んでいないという。
コレンスウェットは米Comicbook.comにて、コスチュームのお気に入りの部分について「マントの見た目が素晴らしいですね」と話し、「あれは本物のマントなんです。なぜなら、ワイヤーなどを仕込んだら、CG作業が必要になるから」と明かしている。
「マントがなかったら、カッコ良さが薄れると思います。あのマントがないと、スーツを着ていて、ダサく感じると思う」とコレンスウェット。赤いパンツは、あえてプロレスラーのような親しみやすさを表現するために採用したというが、確かにマントまで無くしてしまっては、滑稽に見えてしまったことだろう。
しかし、ワイヤーも仕込まずに布そのままの仕様とすると、実際には不自由することもあったはずだ。「唯一難しいのは、床から優雅に立ちあがろうとする時」と、コレンスウェットもこれを認めている。「どうしても踏んじゃって、破いてしまうからね」。
新『スーパーマン』は2025年夏、日本公開。
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Source:Comicbook.com