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「スーパーナチュラル」別エンディング、カスティエル役が無念を明かす ─ コロナ禍の感染対策で実現せず

「スーパーナチュラル」
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人気ドラマ「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」(2005-2020)のエンディングは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う安全対策により、当初の脚本が大きく変更された。もともと用意されていたエンディングについて、カスティエル役のミーシャ・コリンズが語っている。

米フィラデルフィアで開催されたコンベンション「Creation’s The Road So Far… The Road Ahead」に、コリンズ、ボビー・シンガー役のジム・ビーヴァー、預言者チャック役のロブ・ベネディクト、ジョディ・ミルズ役のキム・ローズが登場。そのなかでコリンズは、コロナ以前に構想されていたフィナーレの内容をこう語った。

「当初計画されていた最終回は、ディーンの天国、ロードハウスが舞台。サムが死んで、ディーンを探しにロードハウス・バーに入るというものでした。人気キャストたちが集結し、スタッフたちもエキストラとしてロードハウスに登場する演出だったんです。大規模な空間で、これまでシリーズに登場したキャストやキャラクターたちがバーに集う姿を見られる予定でした。」

さらに、「カスティエルがバーカウンターに座っていて、ディーンが彼に話しかけに行く」という描写もあったそう。「二人の物語にある種の終止符を打つものでした。そしてバンドのカンサスがステージに上がって『Carry on Wayward Son』を演奏する。壮大なシーンになる予定でした」と語っている。

この計画が実現しなかったのは、感染対策のためワンシーンに出演できる人数が制限され、撮影地のカナダに入国した俳優は必ず2週間の隔離期間が必要になったため。コリンズは「30~40人の俳優をカナダに連れてきて、それぞれ2週間滞在させるにはとんでもない費用がかかります。脚本をまるごと破棄し、新しい結末を用意しなければならなかったんです」と振り返っている。

歴代キャラクターが集結し、非公式テーマソングとして知られる『Carry on Wayward Son』が演奏されるという本来のエンディングは、20年続いたシリーズを締めくくるにふさわしいフィナーレになっただろう。ちなみに、実際の最終回にはカスティエルは登場していない。コリンズは「全く違うものになりました。僕は本来の結末を見たかったです」と語っている。

Source:Screen Rant

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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