クロエ・G・モレッツ主演!? ダリオ・アルジェントの最高傑作ホラー『サスペリア』まさかのリメイク
1977年、「決して、ひとりでは見ないでください」というキャッチコピーを引っさげて日本で劇場公開された、恐怖映画史上もっとも重要な作品のひとつだとぼくが勝手に決めつけている、あのダリオ・アルジェントの『サスペリア』(Suspiria)が、なな、なんとリメイクされることになったという!

まずはじめに言いたいけれど、「え〜っ、マジかよ〜・・・。」というのが、正直な意見である。
そしてそれが、身勝手で熱心な愛好家というものの性であって、決して諸手を挙げて「サスペリア、リメイクばんざ〜い!」などとは、口がククリナイフで引き裂かれても、今のところはまだ言えない。
リメイク版の監督を務めるのは、『Io sono l’amore』や『A Bigger Splash』などで知られるイタリアの映画監督、ルカ・グァダニーノ。彼は前々から、いつか『サスペリア』を新たなるイメージとしてリメイクしたい!というアツい情熱を持っていたようであり、ついにそれが明確な形となって動き出したのである。そして現在、デイヴィッド・カジャガニッチにより、ダリオ・アルジェントとダリア・ニコロディによる脚本を基にした新たなる脚本が書き起こされているということである。
さて注目の出演者であるが、現在のところわかっているのは、ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘としても知られる、『ソーシャル・ネットワーク 』(The Social Network)、『アナーキー』(Cymbeline)のダコタ・ジョンソン。

さて、ダリオ・アルジェントの『サスペリア』をあまりご存じない方に向けてちょっとだけ作品の概要を。
『サスペリア』とは、ホラー映画の帝王、イタリアの映画監督ダリオ・アルジェントが生み出した“魔女三部作”と呼ばれる作品群の第一作目にあたるものである。まあ『ロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Rings)シリーズに例えるならば、第一作目の『旅の仲間』(The Fellowship of the Ring)ということになるが、あれ、気が付けば邦題には副題が付いていない・・・。二作目以降に副題を付けているのに、なぜ付けなかったんだ・・・、まあそれはさておき。