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【我が偏愛のSWクリーチャー7】夢の冷凍技術を操る職人たち、クラウドシティのアグノート

「我が偏愛の~」等と大仰なタイトルをつけといて、アクバーだイウォークだ誰でも知っているようなキャラクターばっかり取り上げて、「偏愛」の「偏」の部分が全然見えないね、と噂のこのシリーズ。言い訳させて頂けるならば、筆者が嗜好を剥き出しにして、いきなりカーベとマフタックの友情話や、ドルーピー・マックールの音楽性の話をしても、そんなキャラ誰も知らないし、そもそも興味がないと考えておったわけです。ですが、よく考えれば、そもそもTHE RIVERの読者層はスター・ウォーズ・リテラシー高めの方が多いということ、あんまりメジャーなキャラばっかり取り上げていても、シリーズの存在意義が薄まってしまうし、筆者の気分も乗って行かないということで、今回からはちょっとスター・ウォーズのカルマの色を深めまして、少しずつマニアックなキャラクターを扱っていきたいと考えております。今回は、べスピンのクリーチャー労働者、アグノートです。

で、このガス恒星にぷかぷか浮かんでいる「クラウドシティ」を建造するのに大量の、低賃金で働く労働力が必要とされたのですが、そこで見出されてしまったのがアグノートという種族だったというわけです。都市の建造や、その後のガスの採掘に協力すれば一族のクラウドシティへの入植と安寧を担保するという約束のもと、アグノートたちはべスピンにおいて人間たち(コレリアン)に、低賃金でこき使われる生活を送っているわけです。ちょっとイノシシとか豚に似た容姿も扱いに影響していると思われます。いつの世も人間はこすっからいですね。
ちなみに「ティワナ・ガス」は天然ガスと申し上げましたが、もとはベルドンという巨大な宇宙生物の排泄物なんだそうです。宇宙生物のなんつうか●●●が、ブラスターの動力かと思うとちょっと興が削がれる気がするは私だけでしょうか。

さて劇中でこのアグノートが活躍する場面といえば、皆さんもご存じエピソード5きっての名シーン、「I love you」「I Know」のところでおなじみ、ハン・ソロが固められてしまうカーボン冷凍室での一幕です。アグノートたちはこの場面でも、ガスを安定化させて固形化するという危険を伴う職場で頑張って働いているのが見て取れます。おそらく帝国の逆襲を見た全人類が涙したであろうこの場面ですが、後に出されてスターウォーズサーガで正式に正史と認定されてしまった「クローンウォーズ」で、まだジェダイの騎士であったころのアナキン(ダースベイダー)が、敵陣営に潜入するために、生体スキャンにひっかからないように、自らと、率いる潜入チームをカーボン冷凍する、というエピソードが作られてしまいました。そうすると、エピソード5の方が当然、クローンウォーズより後の時代のことなわけですから、ダースベイダーは自らで実証済みの、おそらく生存できる技術をハン・ソロに用いたことになりますね。高確率で死ぬと思って、レイアとソロは、前述のやり取りをしたわけですから、どっちらけになってしまうので、後からこういう前日貪作ってしまうのならばはもう少し良識がほしかったです。

ちなみに、あの「カーボン冷凍」という技術、なんでも、液化したカーボンを、安定化したティワナ・ガスと混合、ミックスしたところを急速冷凍してブロック化するらしいのですが、みなさん、カーボン(炭素)が液化する温度ってご存知ですか?もしくは液化した炭素を見たことがおありでしょうか?
炭素というのは元素の中でも最も融点と昇華点の高い元素です。常温常圧では固体としてしか存在しません。液化する融点はなんと3,550℃!熱くない?冷凍技術に向かなくない?というかハン・ソロ燃えちゃわない?

現在、冷蔵庫などに使われている冷媒はフロンが主流ですが、御周知のとおりフロンはオゾン層の破壊を進行する環境への深刻な悪影響が問題視されております。そこで開発が進められているのが低炭素冷凍技術です。これはフロンのかわりに二酸化炭素を冷媒にしようではないかというアイデアで、地球温暖化へ歯止めをかけられるかもしれない気鋭の技術なのですが、文系スター・ウォーズマニアの筆者としては「低・炭素冷凍」なんて聞くと、「お、カーボンフリージングがもうすぐそこに」と一瞬胸が躍ってしまいます。

Writer

アクトンボーイ
アクトンボーイ

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたいと願う今日この頃。

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