イギリス王室機関、『スター・ウォーズ』の撮影申請を却下していた ― 理由は「リスクが大きすぎたから」

いかに有名な大作映画でも“不可能”はある……。
イギリス王室の資産を管理する公的機関「クラウン・エステート」が、映画『スター・ウォーズ』シリーズの撮影申請を却下していたことがわかった。英BBCが伝えている。

ルーカスフィルムが許可を申請し、クラウン・エステートによって却下されたのは、ウィンザー城の付近に位置する広大な公園「ウィンザー・グレート・パーク」での撮影だ。これまでにも『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009)や『スノーホワイト』(2012)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)、『ターザン:REBORN』(2016)など数多くの作品でロケ地として使用されてきたこの公園は、イギリスで有名な撮影スタジオ「パインウッド・スタジオ」から車で約30分という好立地なのである。

では、なぜ『スター・ウォーズ』はウィンザー・グレート・パークでの撮影を許されなかったのか?
クラウン・エステートの広報担当者であるニック・デイ氏は、「『スター・ウォーズ』は公園へのリスクが大きすぎた」のだと話している。

彼ら(ルーカスフィルム)が興味を示したロケーションは、多くの人々が立ち入るには好ましくない場所だったんです。私たちはウィンザー・グレート・パークを維持し、保護することを優先しています。ですから、公園へのリスクが最小限になる場合ならば映画スタッフをお手伝いできるわけです。ただし『スター・ウォーズ』は巨大な存在で、(撮影には)外部からの大きな注目も集まります。それはこの場所にはふさわしくないんです。」

すなわち撮影の許可が下りなかったのは、『スター・ウォーズ』が“あまりにも人気のありすぎる作品だから”というわけだ。クラウン・エステート側は、撮影そのものよりも、多くのファンがロケ地巡りとして訪れることをむしろ危惧したに違いない。
またニック氏によると、同期間に寄せられる撮影申請のうち10件中8件は却下されているという。審査にあたり、映画の規模や予算、出演者やスタッフといった情報は一切考慮されないということだ。

ちなみに『スター・ウォーズ』シリーズのうち、どの作品の撮影が実現しなかったのかは明らかになっていない。ただしルーカスフィルムから申請があったのは数年前だったようで、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、あるいは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年12月15日公開)のいずれかであることは間違いなさそうである。

もしウィンザー・グレート・パークで撮影が行われていたとすれば、それはどんな場面で、誰が登場していたのだろうか? もちろんどんな場面でも注目されることは確実だろうが、たとえばルークやレイア、ハン・ソロらが登場する場面だったとしたら……クラウン・エステート側の心配も理解できるというものだろう。

Source: http://www.bbc.com/news/uk-england-berkshire-41433932
©Twentieth Century-Fox Film Corporation Photographer: John Jay 写真:ゼータ イメージ

About the author

1989年生まれ。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはわかりづらいまま、少しだけわかりやすくしてお届けできればと思っております。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ポップカルチャーは世界を変える

TwitterでTHE RIVERをフォローしよう!


こちらの記事もオススメ

JOIN THE DISCUSSION

※承認されたコメントのみ掲載されます。