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『スター・ウォーズ』新作映画、タイカ・ワイティティ監督が契約交渉中 ─ 『ジョジョ・ラビット』『マイティ・ソー バトルロイヤル』手がける

タイカ・ワイティティ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201776766/

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)や『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督が、『スター・ウォーズ』新作映画(タイトル未定)の契約交渉に入っていることがわかった。米The Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

ウォルト・ディズニー/ルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)に続く新作映画を2022年に公開予定。ただし、ワイティティ監督が交渉に入っているのが2022年公開の作品か、あるいは別の企画なのかは不明。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギがプロデュースする新作も企画されているが、そちらとの関連性も分かっていない。米Varietyによると、ルーカスフィルムとワイティティの交渉は初期段階にあるという。

ワイティティ監督は、最新作『ジョジョ・ラビット』がアカデミー賞にて6部門にノミネートされるなどの高評価を得ており、マイケル・ファスベンダー出演の次回作『Next Goals Win(原題)』の撮影を終えたばかり。2020年夏には『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』の撮影に入るほか、2021年前半には、大友克洋の傑作漫画をハリウッドで実写化する『AKIRA(原題)』の製作に復帰すると伝えられている。もしもワイティティが『スター・ウォーズ』を撮る場合、スケジュール面に影響が生じる可能性があるのは『AKIRA』だろう。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

また、ワイティティは『スター・ウォーズ』初のドラマシリーズ「マンダロリアン」でIG-11の声を担当したほか、シーズン1最終話の監督を務めて絶賛を受けていた。ワイティティ自身も「マンダロリアン」の仕事には手応えを感じたようで、映画版『スター・ウォーズ』への興味を問われるや「そういう話は聞いてないですが、もちろんやりたいです」語っていたのである。

ところで、今でこそそんなコメントを発しているワイティティではあるが、2017年に『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)からフィル・ロード&クリス・ミラーが、『スカイウォーカーの夜明け』からコリン・トレボロウが解雇された際には、『スター・ウォーズ』の興味を尋ねられて「映画は完成させたい(笑)。僕なら1週間でクビでしょう」とジョークで応じていた。そんな彼が、いまや新作映画のオファーを本当に受けることになるなんて、いったい誰が想像しただろうか。

ルーカスフィルムは『スター・ウォーズ』新作映画を2022年・2024年・2026年に公開予定で、『最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督による新3部作も企画中。映像配信サービス「Disney+」では「マンダロリアン」シーズン2のほか、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)の前日譚シリーズ、ユアン・マクレガー主演「オビ=ワン・ケノービ(仮題)」も進められている。

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Source: The Hollywood Reporter, Variety(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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