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クエンティン・タランティーノ、『スター・トレック』映画版は「監督しない」 ─ 企画には関与継続の意向示す

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ジャパンプレミア レッドカーペット
© THE RIVER

映画監督クエンティン・タランティーノが、自身の原案によるスター・トレック』新作映画(タイトル未定)で監督を務めない意向を明らかにした。

もともとタランティーノ版『スター・トレック』は、タランティーノ自身のアイデアがきっかけで始動したもの。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の製作で多忙だったタランティーノに代わり、脚本は『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)のマーク・L・スミスが執筆。タランティーノは、その出来栄えに「最高の脚本」と太鼓判を押した。ところが、次回作をもって映画監督業から引退する予定のタランティーノは、2019年12月に企画を離脱する可能性を示唆したのである。

今回、タランティーノは米Deadlineのインタビューにて「『スター・トレック』を監督しないことは正式に決められたのでしょうか?」との質問を受け、以下のように回答した。

「あの映画は作られるかもしれませんが、僕が監督することにはならないでしょう。良いアイデアなので、絶対に作るべきだと思いますし、僕も参加して、最初の粗い編集版にアドバイスできればうれしいですね。」

タランティーノが『スター・トレック』を再検討するに至ったのは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を作ったことで「フィルモグラフィの集大成」を作ることができたという実感を得られたため。映画引退作は、大作ではなく「もう少し小さな映画になりますよ」と語っていたのである。しかしながら、編集にアドバイスしたいというコメントからは、タランティーノが今後も『スター・トレック』への関与を望んでいることがわかる。実現の暁には、原案もしくはプロデューサーとしてクレジットされる可能性も高いだろう。

なおタランティーノは、『キル・ビル』2部作(2003-2004)の続編『キル・ビル Vol.3』や『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)の続編企画など複数の企画を検討している模様。一方で、今後数年間は小説や舞台、テレビドラマを手がける心づもりのようだ。映画監督としての次回作にして引退作は、もう少し先の話になりそうである。

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Source: Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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