テッサ・トンプソン主演、ジャズで紡ぐ恋愛映画、米予告 ─ 50年代NY、夢見る男女の大人ロマンス

『マイティ・ソー』シリーズのヴァルキリー役や「ウエストワールド」(2016-)などで知られるテッサ・トンプソンが主演を務める新作ロマンス映画『Sylvie’s Love(原題)』の米国版予告編が公開された。『ラ・ラ・ランド』(2016)を彷彿とさせるジャズ、夢見る2人の恋。これは見逃せない…!
1957年、暑い夏を迎えたニューヨークを舞台に、サックスプレーヤーの男性ロバートとテレビ業界での成功を夢見る女性シルヴィ(トンプソン)のラブロマンスが描かれる。父親のレコードショップを手伝うシルヴィは、戦争に行った婚約者の帰りを待っていた。そんな時、アルバイトとして店で働き始めたロバートと出会う。2人は仲を深め、これまでにない情熱を互いに感じ始めるようになっていた。ところが、夏が終わりを告げ始めた頃、2人はそれぞれの道を進むべく関係を解消してしまい…。
「新しく入った男の子のこと話してよ」。日光浴をしながらガールズトークを弾ませるシルヴィたち。予告編の冒頭からロバートに夢中なシルヴィの姿が映し出される。「君ほど音楽に詳しい女の子に会ったことがないよ」。音楽の道を極めるロバートもシルヴィに惹かれるように。そんな時、ロバートにパリでのツアーが決まる。「僕たちと一緒に来てくれないか」「それは出来ないと思う」。シルヴィを誘うも断られてしまうロバート。シルヴィは「あなたなら次のジョン・コルトレーン(サックスプレーヤー)になれる」と挑戦の後押しをする。
それから数年の間、TVプロデューサーとして花を咲かせるシルヴィとジャズに打ち込むロバート。そして2人は再会する。「ロバート?ニューヨークで何してるの?」「アルバムの収録に来てるんだ」。お互いの生活は変わっていても、相手を想う気持ちは出会った時のままだった…。
トンプソンがシルヴィを演じるほか、ロバート役に『ハリエット』(2019)のンナムディ・アサマアが起用された。共演者には「デスパレートな妻たち」(2004-2012)のエヴァ・ロンゴリア、『ラブ・ストーリーズ』(2018)のジェマイマ・カーク、『THE UPSIDE/最強のふたり』(2017)のアジャ・ナオミ・キングらが名を連ねている。トンプソンとロンゴリアは製作を兼任。監督・脚本は、コメディ・ロマンス映画『Homecoming(原題)』(2012)などのユージン・アッシュが務めた。
映画『Sylvie’s Love(原題)』は、2020年12月25日Amazon Primeにて米配信開始。