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『ターミネーター』最新作、シュワちゃん「15分だけ見た、興奮した」 ─ ティム・ミラー監督&ジェームズ・キャメロンの共同作業を語る

アーノルド・シュワルツェネッガー
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/7588449480/

人気SFアクション映画『ターミネーター』シリーズの最新作『ターミネーター:ダーク・フェイト(仮題)』の製作は順調に進んでいるようだ。T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーが、完成した映像の一部をすでに観ていることを明かした。

シリーズの通算6作目となる本作は、『ターミネーター2』(1991)の正統な続編となり、プロデューサーとしてジェームズ・キャメロンが登板。『デッドプール』(2016)のティム・ミラーが監督を務めており、本撮影は2018年6月から11月にかけて、ハンガリー、イギリス、スペイン、メキシコにて実施された。

監督とジェームズ・キャメロンへの信頼

ファンサイト「The Arnold Fans」にシュワルツェネッガー自身が明かしたところによると、2019年3月3日(米国時間)時点で本作はCG作業の真っただなかにあるとのこと。「15分だけ見せてもらいましたが、素晴らしかったね。とても興奮しましたよ」。作品の内容について多くを語ることはできないそうだが、ミラー監督を「とても優秀ですよ」と絶賛するなど、充実した撮影の様子はたっぷりと語ってくれている。

「なぜ『デッドプール』が大ヒットしたのか、成功したのかがわかりました。彼(ミラー監督)はすごく計画的な人なんです。CGや特殊効果、スタントのエキスパートですしね。若い俳優から年を取った俳優まで、全員を演出するのを楽しんでいましたよ。一緒に仕事ができて嬉しかったですね。」

『ターミネーター:ダーク・フェイト』の“もうひとりの仕掛け人”が、プロデューサーを務めるジェームズ・キャメロンだ。『アバター』続編のため多忙だったというキャメロンだが、シュワルツェネッガーいわく「彼はコントロール狂ですし、『ターミネーター』は彼の息子なので」、撮影現場を頻繁に訪れてはミラー監督との議論を重ねていたという。

「ティムとジム(ジェームズ)の関係性は面白かったですね。[中略]彼は撮影に参加して、(ミラー監督と)興味深い話し合いをしていましたよ。シーンの演出をどうするか、セリフをどのように終わらせるか、一人一人や空間全体をどんな見た目にするべきか、といったことを。つまり、ジムとティム・ミラーがしっかりコラボレーションしていたわけです。二人の手できちんと扱われている感じでしたね。」

なおシュワルツェネッガーによれば、『ターミネーター:ダーク・フェイト』の製作費は1億6,000万~2億ドル。映画が完成していないため、正確な金額はまだわからないということだ。

映画『ターミネーター:ダーク・フェイト(仮題、Terminator: Dark Fate)』は2019年11月1日に米国公開予定

[お詫びとお知らせ]
記事初出時より、発言の翻訳を一部修正させていただきました。謹んでお詫びを申し上げます。

Source: The Arnold Fans

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。