『トールキン 旅のはじまり』出演者とスタッフが語る「創造の秘密」 ─ 『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』原作はいかに生まれたか

『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』映画3部作の原作者、J・R・R・トールキンの前半生を描いた『トールキン 旅のはじまり』より、主演のニコラス・ホルトやリリー・コリンズが“創造の秘密”を語る特別映像が到着した。
発表から半世紀以上、いまでも全世界で愛され、新たな読者を獲得しつづけている傑作小説『ホビットの冒険』『指輪物語』。本作は出版界だけでなく、映像・舞台・美術・音楽・ゲームなど様々なジャンルのクリエイターに影響を与えてきた。魔法使いやホビット、ドラゴン、神話上の生き物たちが息づく胸躍る世界は、どんな想像力から創り出されたのか。恐ろしい闇に呑まれても、決して仲間を裏切らない美しい物語はどんな心が生み出したのか? 本作はJ・R・R・トールキンの知られざる少年時代、波乱と激動の青年時代に迫る、実話を基にしたエンターテインメントだ。
このたび公開された映像では、キャスト陣や監督がトールキンの前半生について語る。トールキン役のニコラス・ホルトは、「トールキンについては作品以外、何も知りませんでした。彼の経験や出会いが作品になっていく様は、魔法を見ているようだった」と述べた。一方、トールキン作品の大ファンだというドメ・カルコスキ監督は「青年期を題材に選んだのは、トールキンという人間を形成する経験が多かったから」だという。「両親を亡くし、愛と友情を知り、戦争に行った。すべてが映画に適した題材でした」。また、トールキンのミューズとなるエディス役を演じたリリー・コリンズは「キャラクターやアイデアがトールキンの世界を作っていくんです」と話している。

3歳で父親を亡くしたトールキンは、イギリスの田園にて母と弟と暮らしていたが、母の急死により、12歳にして無一文の孤児になってしまう。その身を案じた母の友人モーガン神父が後見人となり、名門キング・エドワード校に入学したトールキンは、そこで野心あふれる3人の少年に出会い、初めて心を許し「芸術で世界を変えよう」と誓い合うのだった。16歳になったトールキンは、生涯を共にしたいと願う女性エディスと出会うが、神父には交際を禁じられる。さらに、世界大戦の勃発が仲間との絆さえも奪っていく……。
映画『トールキン 旅のはじまり』は、2019年8月30日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
『トールキン 旅のはじまり』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/tolkienmovie/