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あと2作で引退?”鬼才”クエンティン・タランティーノが手がけた、イカしてるオススメ映画4選

以前から自身の監督作品が10作品になったら引退する、と公言してきていたクエンティン・タランティーノ。先日、改めて引退宣言をしたことが話題となった。レンタルビデオ屋で働きながら、いち、映画フリークとして業界に進んでいった経歴は、我々にとって憧れの存在でもあろう。しかも、驚異的な足フェチ。男性にとってのヒーロー的な存在と言っても過言ではない。

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http://www.sickchirpse.com
タランティーノといえば、バイオレンス映画というイメージを持つ方も多いだろう。確かに、バイオレンスはバイオレンスだ。しかし、そこには沢山のオマージュや、彼の好きな映画の台詞引用などが散りばめられていて、彼の映画愛を強く感じることができる。

そう、映画オタクの映画オタクによる映画オタクのための映画。それを生み出してきたのが、クエンティン・タランティーノという男だ。そんな彼が手がけてきた作品の中で、特に個人的にお気に入りな4作品を、キャッチコピーとともにご紹介したい。

“返り討ちにしてやるぜ!”『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(脚本)

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https://en.wikipedia.org/
これは私が初めて見た、タランティーノ作品だ。B級系ではあるものの、恐らく一番好きな作品かもしれない。ジョージ・クルーニーが主演を務め、タランティーノも彼の兄弟役として出演している。最近ではドラマシリーズ化もしたのだとか。

あらすじ

2人組の凶悪な銀行強盗ゲッコー兄弟は、トレーラーハウスで旅をする牧師一家を人質にメキシコへと逃亡する。厳しい検問をくぐり抜け国境を越えた一行は、ゲッコー兄弟の仲間カルロスとの待ち合わせ場所、砂漠にそびえる巨大な酒場ティティ・ツイスターに向かう。だが、バイカーやトラック運転手がたむろすその場所には恐るべき秘密が隠されていた……。(allcinema ONLINEより)

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http://fireandforget.net/
人質にとったのが牧師一家、という伏線も重要だ。何かと手間をかけるタランティーノ、そして現実にはあり得ないような展開に、冷静沈着でクールなジョージ・クルーニーが「おいおい勘弁してくれよぉ!」と心乱されながらも頑張る。その姿が面白く、同情さえするものの、やはり彼は最高にクールなのだ。

酒場の戦闘シーンは最高にイカしてる。めちゃくちゃで、面白い、そんな作品である。けど、タランティーノが兄弟なんて私は絶対嫌だ。

“ドレスコードは、スリルとスピード”『デス・プルーフ in グラインドハウス』(監督・脚本)

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http://www.comingsoon.net/
『パルプ・フィクション』も好きなのだが、私はこの『デス・プルーフ』が好きすぎてたまらない。最高にイカしたカーチェイスシーンは、どのハリウッド映画のものよりも素晴らしい名シーンだと思う。その理由は、ヒッチコックの『裏窓』や『知りすぎていた男』などに通ずる、カメラのフレーミングにある。 

あらすじ 

スゴ腕スタントマンのマイク(カート・ラッセル)は、愛車“デス・プルーフ”に乗り、美女をナンパしては死のドライブに誘っていた。ある日マイクは、テネシー州で豪快なスタントライドを楽しむ3人の女性たちに目をつける。いきなり車をぶつけ、しつこく追い回すマイクにキレたゾーイ(ゾーイ・ベル)たちは、決死の猛反撃に挑む。(シネマトゥディより)

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https://wordsonfilms.com/

作品は2部に分かれていている。どちらかといえばB級作品の部類ではあるし、彼が好きな70~80年代B級ホラー作品に対するオマージュも多く、まさにB級好きホイホイな映画なのだ。美女が美しい生足を車の外に投げ出しているシーンなど、タランティーノの足フェチ活動もぬかりない。

前半、というより映画半ばまでが美女たちのおしゃべりで占められているマンブルコア映画なのに対し、ラストで一気に迫力満点、鬼気迫るアクション映画と変化を遂げる。

Writer

ANAIS
ANAIS

ライター/編集者/Ellegirlオフィシャルキュレーター、たまにモデル。ヌーヴェルヴァーグと恐竜をこよなく愛するナード系ハーフです。

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