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あと2作で引退?”鬼才”クエンティン・タランティーノが手がけた、イカしてるオススメ映画4選

殺人鬼マイクを演じるカート・ラッセルの演技も素晴らしい。彼が撃たれるシーンがあるのだが、そのリアルなリアクションには脱帽してしまう。また、『キル・ビル』の主演女優ユア・サーマンのスタントを担当した女優ゾーイ・ベルの高すぎるスペックにも注目だ。

“獰猛な愛だけが生き残る”『トゥルーロマンス』(脚本)

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http://www.vintagemovieposters.com.au/
 

私が好きな恋愛映画ベスト10にランクインする、この作品。とにかく私は、この手のラブストーリーに弱いのだ。突然で、激しくて、少しイカれてて、けれど真実の愛を描いたようなものに。ロードムービーの要素もあり、タランティーノが、主人公の設定に「千葉真一のファンで、『激突!殺人拳』の映画を見にいく」などの自己投影させている事でも有名だ。

あらすじ

クラレンス(クリスチャン・スレイター)は、勤め先の店長が誕生日祝いに差し向けたコールガール、アラバマ(パトリシア・アークエット)と恋に落ち、すぐに結婚する。彼女のヒモと話をつけに出向いたクラレンスは成り行きで男を殺してしまい、あわてて持ち帰ったカバンの中には大量の麻薬が入っていた。麻薬を売り金を得ようとする二人に、マフィアと警察が迫り……。(シネマトゥディより)

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http://thefancarpet.com/movies/trueromance/
パトリシア・アークエット演じるアラバマが最高に可愛い。実はタランティーノは、彼女を映画の最後に死なせようとしていたのだが、監督のトニー・スコットに「マジで殺さないでくれ頼む」と懇願され、渋々ハッピーエンドにしたという逸話がある。確かに、タランティーノが手がけた作品にしては、妙にハッピーなエンドだったなという印象があるのだ。なので、変化球のような捻くれたエンディングが苦手という方にもオススメ

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http://birthmoviesdeath.com/
私が最も愛するUK出身のオルタナティブロックバンド、The 1975のフロントマンMatty Healyもこの作品の大ファンであり、1stアルバム収録曲「Robbers」のMVはまさに『トゥルーロマンス』のオマージュである。

“時代にとどめをさす”『パルプ・フィクション』(監督・脚本)

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http://www.miramax.com/movie/pulp-fiction/
クエンティン・タランティーノといえば、これ。何を隠そう、カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞した作品である。

あらすじ 

強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく……。(allcinema ONLINEより)

いくつかのシーンが、時系列バラバラに流れていき、通じ合っていく。有名なビンセントとミアのデートシーンも素敵だし(やっぱり映画好きとしては映画カフェ/レストランでデートしたいものだよね!)個人的には、ブッチとファビアンのカップルも可愛らしくて好きだ。(若干ファビアンにイライラしてしまうものの)

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http://www.miramax.com/movie/pulp-fiction/

とにもかくにも、ジュールスを演じるサミュエル・L・ジャクソンが最高。BAD MOTHER FUCKERウォレットは私も喉から手がでる程欲しい。しかも、ジュールスの友人役として登場するタランティーノは、彼の初監督作品『レザボア・ドッグス』の主人公と血縁関係という裏設定がある。

以上、私的お気に入りの4作品をご紹介した。お気づきだと思うが、タランティーノは、スティーブン・キングみたいに手がけた作品にちょこちょこ自分を登場させるのが好きなのだ。それもふまえて楽しんでいただきたい。

Writer

ANAIS
ANAIS

ライター/編集者/Ellegirlオフィシャルキュレーター、たまにモデル。ヌーヴェルヴァーグと恐竜をこよなく愛するナード系ハーフです。

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