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タランティーノ、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』よりも『クリスタル・スカルの王国』が好き

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 来日記者会見
© THE RIVER

かねてよりシネフィルとして知られる映画監督、クエンティン・タランティーノはこれまでも幾度にわたり自身が愛する映画を発表してきた。今回は『インディ・ジョーンズ』シリーズについて言及しているが、どうやらその中で好みではない作品が存在するようだ。それは、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)だという。

『インディ・ジョーンズ』シリーズの3作目を飾った『最後の聖戦』では、ハリソン・フォードふんするインディ・ジョーンズの父親で、同じく考古学の教授ヘンリー・ジョーンズが登場し、キリストの聖杯を求めて父子の冒険が繰り広げられる。父親のヘンリーとしてキャスティングされたのは、『007』シリーズや『アンタッチャブル』(1987)などショーン・コネリーだ。

スティーブン・スピルバーグが監督を務めた本作は興行面および批評面でも成功を収めたが、タランティーノとしては満足のいく出来ではなかったようだ。ポッドキャスト「ReelBlend」にて、タランティーノは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)の方が好みであることを明かした。

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ショーン・コネリーが出演していた作品よりも、『クリスタル・スカル』の方が僕は好きです。ショーン・コネリーの方は好きではありません。ショーン・コネリーのは全く気に入っていません。つまらない映画。退屈なんです。それに、彼が演じたキャラクターはおもしろくありませんしね。」

『最後の聖戦』をタランティーノが不満に感じた理由は、インディの父親と物語に魅力を感じなかったからのようだが、『クリスタル・スカル』を引き合いに出した理由は定かでない。同作はシリーズ最高の興行収入を叩き出すも、その評価は一般的には決して高いものではなく、ラジー賞では「最低リメイク及び続編賞」という不名誉な結果に。それゆえに『クリスタル・スカル』の名前を出したのだろうか、それとも『最後の聖戦』と同じく親子の冒険を描いた作品だからだろうか。

なお、『インディ・シリーズ』シリーズ5作目となる最新作は、2023年夏に日本公開されることが決定済み。ハリソン・フォードにとってシリーズのフィナーレを迎える作品とも伝えられているが、タランティーノはどんな感想を抱くことになるのか、早くも注目が集まるところだ。

Source: ReelBlend

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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