テイラー・スウィフト、2020年開催予定のライブ・コンサートを全て中止 ─ 「これが正しい決断」

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、世界の歌姫テイラー・スウィフトの2020年開催ライブ・ツアー「Lover Fest」の年内全公演中止が発表された。テイラー自身が公式声明文と共にTwitterにて明かした。
最新アルバム『Lover』を引っさげた「Lover Fest」は、アメリカやヨーロッパ諸国、ブラジルを含む計12ヵ国16公演での開催が予定されていた。この度の中止発表にあたり、テイラーは以下のようにコメントを寄せている。
I'm so sad I won't be able to see you guys in concert this year, but I know this is the right decision. Please, please stay healthy and safe. I’ll see you on stage as soon as I can but right now what’s important is committing to this quarantine, for the sake of all of us. pic.twitter.com/qeiMk2Tgon
— Taylor Swift (@taylorswift13) April 17, 2020
「今年、皆さんとお会いすることが出来なくなり、とても悲しいです。しかし、これが正しい決断なのです。どうか、どうか健康と安全でいて下さい。可能な限り早くステージでお会いできるよう尽力しますが、私たち全員のために今まさに重要なのは、この隔離措置に全力を注ぐことです。」
公式声明文によると、この度の発表は、世界中でのイベント中止措置と公式保健機関からの指示により、ファンの安全の確保と新型ウイルスの感染拡大防止を考慮して決断されたとのこと。これとあわせて、アメリカでの4公演とブラジルでの2公演に関しては、2021年にスケジュールを再調整しての延期が発表されている。購入された分のチケットは、新たな開催日分としてそのまま有効となり、払い戻しの希望者は、2020年5月1日より米チケット販売会社Ticketmasterの規約に基づいた手続きも可能とのことだ。
新型コロナウイルスの影響により、米国では2020年3月に開催予定だったSXSWをはじめ、マイアミのWinter Music Conference 2020とUltra Music Festival Miami 2020など大規模イベントの中止が続々と決定。レディ・ガガは、最新アルバム『Chromatica』のリリーズ延期を発表するなど、各アーティストの音楽活動への影響も生じている。今後、更なる影響が生じる恐れもある。