【レポート】『名探偵ピカチュウ』監督・キャストが「東京コミコン2018」登場 ─ ロブ監督、東急ハンズに誘ってもらえない

一方キャスリンは、ペットのプードルを抱いて自宅のソファにいたという。「ポケモンの世界に加わって物語を伝えられるなんて、なんて凄いことだろうと思いました。ルーシーというキャラクターも大好きですし、役者としても、ポケモンのいちファンとしてもラッキーでした。」
ジャスティスとキャスリン、超なかよし

ジャスティスとキャスリンは、ステージ上でも仲よさげだ。一緒になってステージから手を振ったり、ピースサインを作ったキャスリンがこっそりジャスティスの後頭部にあてて「ツノ」を作ったり、反対側の肩を後ろから叩いてみたりと、子どものちょっかいの出し合いのような遊びでおどけている。共演前から仲が良かったのかと尋ねられると、2人して「知り合いではなかったんです!」と声を重ねて、「彼の番組(「ゲットダウン」)のファンだったんです」「僕も彼女の番組(「ビッグ・リトル・ライズ)のファンだったんです」「すごく良かったよね」「彼女もすごく良かったよ」と褒めちぎりあい。「すぐに打ち解けたんですよ。会ってすぐに冗談を言い合うようになって」とジャスティス。キャスリンも「彼とオーディションを受けたときから、”うまくいきそう”って思ってた。その通りになった…よね?」と続け、ジャスティスも「だと思うよ」と答えた。
司会が「本当に仲良しですね」と言うと、「いや、そうでもないよ…なんて、冗談!」とジャスティス。キャスリンが「現場でのジャスティスは凄いんですよ。(ポケモンはCGのため)何もない空間に向かって演技してるんです。びっくりしました。名演技ですよ」と絶賛すると、ジャスティスは「何言ってるの?ポケモンは実在するんだよ?」と頼もしい発言。「そうだった。ポケモンは実在するんだよ、みんな!」とキャスリン。
ポケモンをCGで立体化するにあたっての苦労について、ロブ監督は「信じられないくらい難しかった」と振り返る。「現実に生きていると思わせるようにするのがね。レジェンダリーと私と株式会社ポケモンで、手を取り合ってほぼ1年がかりで準備しました」というロブ監督によれば、ポケモンのオリジナル・デザインを手がけたクリエーターも参加し、「(オリジナル)のシルエットとスピリットに適切なリスペクトがなされるよう」努めたという。「予告編でも少しだけ観られますが、本編のでの出来は素晴らしいですよ!」
お気に入りのポケモンは?
お気に入りのポケモンを一匹だけ挙げるとしたら?という質問に、キャスリンは「コダック!」と即答。「コダック最高。その理由は、もうすぐ分かりますよ。今のうちにコダックのグッズを買い占めて。」
ジャスティスは「コダックも最高だけど、僕のお気に入りは第2世代に登場したワニノコ。子供の頃にゲームボーイカラーで初めてやったゲームが『ポケット・モンスター金』だったから好き。」続けてゲンガー、フシギギダネも加えると、隣でキャスリンが「1体だけでしょ!」とツッコミ。「じゃぁ私もトリミアンが好き。だってプードルだから!」
やんちゃな2人を脇に、ロブ監督が「僕のお気に入りもコダック。頭を抱えているのが良い。でもこの質問をされるたびにキャスリンがコダックを挙げるから…」と述べると、キャスリンは「コダックでもいいんですよ!コダックはみんなのお気に入りでいいの」と補足。対してロブ監督は、「今のお気に入りはバリヤードかな」と答えた。通訳が日本語で伝え終わるのを待つと、ロブ監督は「ピカチュウを忘れてるよ!」と加え、ちょうどスマホで自撮りしようとしていた最中のジャスティスとキャスリンも「ピカチュウは最高!」も賛同、しかしキャスリンは「コダックは聞き上手」と推しが止まらない。「今でもインスタで繋がってるし。」

東急ハンズに誘ってもらえなかったロブ監督
本作のために既に何度か来日しているというロブ監督は、日本からの影響色濃いハワイ生まれハワイ育ち。子供の頃から日本のアニメに触れることが多かったという。「いつも日本に来る度に時間がなくて行けず仕舞いなんだけど、東急ハンズに行ってペンや文房具をいっぱい買いたい」と意外な願望を明かすと、ジャスティスとキャスリンが「今日行ってきたよ!」「楽しかった、ペンも大量買いしたし」「あとスタンプも買えた」とまさかの報告。ロブ監督が「誘われてないんだけど!」と嘆くと、キャスリンは小さい声で「一緒に出かけるのはちょっと違うかな(We don’t wanna hang out.)」とボソリ、ジャスティスは「メール来てません?全員にメール送ってたんですけど」と確認したが、どうやらロブ監督には届いていない(?)ようで、割と本当に寂しそうな顔をしていた。