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Netflix「デアデビル」シーズン3で終了 ― ただし「今後のプロジェクト」で再登場へ

「Marvel デアデビル」シーズン3
Nicole Rivelli/Netflix

Netflixドラマ「Marvel デアデビル」が、2018年10月19日に配信されたシーズン3をもって終了となることがわかった。米Deadlineが報じている。

マーベル・テレビジョンとNetflixが共同製作するドラマについては、「Marvel アイアン・フィスト」が2018年10月12日に、「Marvel ルーク・ケイジ」が翌10月19日に終了の発表がなされたばかり(ともに米国時間)。「デアデビル」の終了によって、Netflixのマーベル・ドラマは「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」(2015-)、「Marvel パニッシャー」(2017-)の2作品が残るのみとなった。

「デアデビル」は、昼間は盲目の弁護士、夜は犯罪と戦うヴィジランテであるマット・マードック/デアデビルを主人公とするアクション・サスペンス。Netflix発のマーベル原作ドラマとしてはその先駆けとなり、シーズン1はダークな作風とよく練られた脚本、卓越したアクション演出で世界中の視聴者を圧倒。Netflixドラマの品質の高さをアピールすることにも一役買った。シーズン3も米Rotten Tomatoesでも94%フレッシュ(2018年11月30日現在)を獲得し、批評家&ファンの大きな支持を受けている。

デアデビル
Patrick Harbron/Netflix

今回の報道にあたって、Netflixは以下の声明を発表した。

「『Marvel デアデビル』シーズン4がNetflixに登場することはありません。我々はこの番組の最新にして最後のシーズンをとても誇りに思っています。ファンのみなさんには辛いことではありますが、この作品を最高潮で終えられるのは最も良いことだと感じているのです。パートナーであるマーベル、ショーランナーのエリック・オレソン、脚本家や傑出したスタッフのみなさん、デアデビル役のチャーリー・コックスをはじめとする素晴らしい出演者のみなさんに感謝いたします。そして、長年にわたってこの番組を支えてくださったファンのみなさんに感謝を申し上げます。」

ところで「アイアン・フィスト」「ルーク・ケイジ」の2作品は、Netflixでのシリーズ終了がアナウンスされたかたわら、やや今後に希望を残す告知がなされていた。「デアデビル」の場合、そうした趣向はさらに強い形で表れている。Netflixの声明には、さらにこのようにも記されているのである。

「Netflixのシリーズは終了しますが、既存の3シーズンは今後もサービスに残ります。『デアデビル』の登場人物は、マーベルによる今後のプロジェクトで生き続けるでしょう。」

2018年11月30日現在、この「今後のプロジェクト」が何を指しているのかはわからない。「パニッシャー」の新シーズンに登場することを意味しているのか、それともディズニーによるストリーミングサービス「Disney+」でシリーズが継続されるのか、あるいは……。ちなみにDeadlineは、映画での継続という線については「なさそうだ」としている。

「デアデビル」の米公式Twitterには、シリーズの終了発表を受けて「正義は決して止まらない(JUSTICE NEVER STOPS.)」との言葉が投稿されている。

ちなみにマーベル・テレビジョンのジェフ・ローブ氏は、以前「デアデビル」の構想がシーズン6まで存在することを明かしていたほか、ショーランナーのエリック・オレソン氏は「参加者全員にとって、シーズン3はすごく良い経験になった」と述べ、シーズン4の実現に期待の声を送っていた。残念ながら望みはいったん絶えてしまったが、今は「今後のプロジェクト」に期待をかけることにしよう……。

Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」シーズン1~3は独占配信中。
配信ページ:https://www.netflix.com/title/80018294

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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